月桂冠総合研究所

月桂冠大倉記念館展示

月桂冠大倉記念館で
研究開発100年の歴史を展示

月桂冠大倉記念館で研究開発100年の歴史を展示

月桂冠大倉記念館で研究開発100年の歴史を展示

「酒(しゅ)を科学して100年」をテーマに、月桂冠大倉記念館(京都市伏見区)で当社の研究開発にまつわる展示を2009年8月17日(月)から開始しました。
初代技師の実験ノート、明治期に著された酒造技術に関する書籍、当研究所の歩みを物語る写真パネルなどを、館内の一角に設けたコーナーに展示しました。展示を通じて、杜氏の経験と勘による酒造りを科学的に解明し、より良い品質を目指してきた足跡を紹介しました。同時に、「循環型社会への貢献」「入浴剤の開発」と題し、環境に配慮した製品づくりや、お酒由来の保湿成分などに関する、月桂冠総合研究所の現在の取り組みを紹介しました。
月桂冠大倉記念館では、現在も研究所の歴史を常設展示しております。伏見の酒造りと日本酒の歴史に触れながら、研究開発の歩みについても知っていただくことができれば幸いです。皆様のご来館をお待ちしております。

展示物のご紹介(一部)

1942(昭和17)年当時の醪(もろみ)経過表
1942(昭和17)年当時の醪(もろみ)経過表

醪の工程では、発酵桶の中で麹による米デンプンのブドウ糖への分解と共に、酵母がそのブドウ糖を発酵してアルコールをつくります。比重や酸度、温度などを日々測定し、その経過を見ながら発酵の進み具合を調整していきます。

昭和初期に研究所で用いられた実験器具
昭和初期に研究所で用いられた実験器具

醪の酸度の監視などに用いた「pH指示薬」(写真)や、発酵の途上で比重を計るための「浮標」、かつて実験に用いた「木製試験管立て」などを展示しています。