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月桂冠総合研究所
秦 洋二
月桂冠総合研究所 所長
秦 洋二

酒を科学して100年

月桂冠総合研究所は、その前身である大倉酒造研究所が1909(明治42)年に設立されて以来、現在まで100年以上の歴史を持っています。勘と経験のみに支えられてきた酒造りを科学的に解明し、より高い品質のお酒をより安定に造るために研究所を設立したことは、当時としては画期的な取り組みであったと思われます。我々は、100年を経た今日においても、この設立当初の精神を忘れてはいません。これまでにも、吟醸香のひとつであるカプロン酸エチルを高生産する酵母を育種や、原料米を融かして仕込むまったく新しい発想の「融米仕込み」の開発など、常に業界をリードする酒造技術を開発してきました。これからも、伝統的な技術と最先端科学の融合をはかりながら、酒造業界ならではのイノベーションの創出に挑戦していきたいと考えています。

ただ革新的なイノベーションを創出することはたやすい事ではありません。我々は、これまで受け継いできた「伝統を守るには、常に革新と創造に挑戦し続ける」ことを肝に銘じて、下記の二つの方針のもと研究活動を続けています。
ひとつは、「常にわくわくしながら研究を行うこと」。研究活動とは、研究員の創造力を限りなく発揮して、困難な課題を解決する厳しい道のりです。ただこれを乗り越えるためには、研究員自身が、その研究テーマに強い興味を持ち、最終的に得られるだろう結果にわくわくしながら取り組まなければ、決して創造的な成果は得られません。我々が潜在的に持っている想像力を発揮するには、まず研究員自身がわくわくすることが必要です。そして我々がわくわくして研究した成果が、皆さんにもわくわくしてもらえるよう努力していきたいと思います。
もうひとつは、「常にお客様の満足を考えて研究を行うこと」。いくらすばらしい発見、発明であってもお客様が満足して対価を支払っていただく価値でないと企業の研究成果とはいえません。そのためには、常にお客様目線にたって、開発する商品・技術が本当にお客様の満足が得られるのかを自問自答し続けなければなりません。また研究開発とは、今すぐ必要な商品・技術だけでなく、5年、10年後に求められるものも予想して研究開発を進める必要もあります。常にお客様に喜んでもらえるものを開発することを念頭において、今後も新技術・新商品開発に取り組んでいきます。

「健をめざし、酒を科学して、快を創る」 これからも、お客様に満足いただける商品・サービスを提供できるための技術開発にわくわくしながら邁進したいと考えています。

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