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月桂冠ニュース(200705_03) 2007年5月18日

乳酸菌で発酵させた酒粕で、肥満・健忘症・脱毛を抑制

日本栄養・食糧学会で発表
 

月桂冠は、乳酸菌で発酵させた酒粕に、肥満・健忘症・脱毛の抑制など健康に関係する機能があることを実験により確認しました。この研究の内容は当社総合研究所が、2007年5月19日、第61回・日本栄養・食糧学会大会(会場:国立京都国際会館)で発表します。

研究では、当社独自の融米造りと呼ぶ清酒醸造法で得られた酒粕を、乳酸菌・ラクトバチルス・ブレビス( Lactobacillus brevis )で発酵させた「乳酸菌発酵酒粕」をつくりました。この酒粕をマウスに与え、健康に関係する機能を確認しました。
マウスに糖分を多く含む餌を投与すると同時に、乳酸菌発酵酒粕を投与するグループ、投与しないグループに分けて実験を行いました。乳酸菌発酵酒粕を投与したグループでは、体重、脂肪組織の増加を抑制する効果が認められ、さらに脂肪を多く含む餌で同様の実験を行ったところ、血清中性脂肪の上昇抑制効果も認められました。
また、マウスに迷路を学習させる実験を行ったところ、乳酸菌発酵酒粕を投与したグループでは、マウスがゴールに到着するまでの時間が短縮され、一時的に健忘症が抑制されることを確認しました。さらに、脱毛誘導させたマウスに乳酸菌発酵酒粕のエキスを注射したところ脱毛が抑制されることを確認しました。

当社はこれまで、酒粕中のタンパク質を分解して得られるペプチドのさまざまな機能性を確認するとともに、血圧低下に関係する機能性食品素材などの開発を行ってきました。
液化仕込みで得られる酒粕は、通常の酒粕と比べタンパク質が多く含まれているため、乳酸菌で発酵させることにより、さまざまな機能性を持つペプチドが増強されるものと考えられます。今後も酒粕の持つ機能性の活用に向けて研究を進めていきます。

 

学会について
  学会名 第61回・日本栄養・食糧学会大会
  日時 2007年5月19日(土)、20日(日)
  開催場所 国立京都国際会館

当社の発表について
  日時 2007年5月19日(土)16:30
  発表会場 L会場
  演題番号 3L-16p
  発表分野 食品科学・生理機能(その他)
  演題 「酒粕の植物性乳酸菌発酵により開発した新規食品素材とその機能性」
  発表者 ○鈴木佐知子、入江元子、大浦新、秦洋二、安部康久(月桂冠株式会社)

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