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| 2009年9月14日 | |
| NEWS RELEASE | 花王株式会社 月桂冠株式会社 |
異業種のワザ活かし合い |
花王と月桂冠が新規染毛技術を共同開発 |
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花王株式会社(社長・尾崎元規)ビューティケア研究センターと月桂冠株式会社(社長・大倉治彦)総合研究所は、天然由来のメラニン色素による新たな染毛技術の共同開発に成功しました。 黒髪の色素成分のメラニンは、一般の染毛色素と比べ分子量で10倍以上もの大きさとなるため、毛髪の表層や内部に浸透できず、そのままでは染毛料として使えません。このことから、より分子量の小さなメラニン前駆体を髪の毛に浸透させた後にメラニンへと変化させ、黒色に染めるようにする研究が各方面でも行われていました。しかし、メラニン前駆体の安定的な生産が難しいことや、その染まり具合などに課題があり、実用化には至っていませんでした。 月桂冠では、1990年代後半から麹菌の有用遺伝子の解析を行う中で、清酒麹菌にメラニンやメラニン前駆体を生成する酵素・チロシナーゼの遺伝子を発見し(2000年発表)、米麹でメラニンを生産することに成功していました。酒もろみを搾って得られる酒粕に黒い斑点が生じる現象(黒粕)を解明した結果、麹菌が生産するチロシナーゼがその原因であることを遺伝子解析から見出したものです。さらに、麹菌遺伝子の解析から得られた情報をもとに、有用なタンパク質を高純度で生産できるシステムの開発を進め、研究用試薬などへの応用を進めてきました。 花王では、毛髪および染毛に関する長年の研究から、さまざまなヘアケア技術を開発してきました。その中で、月桂冠が持つ、チロシナーゼによりメラニンを生産する技術を活用すれば、これまで難しいとされてきた天然由来のメラニン色素で染毛することが可能になるのではないかと考え、2001年以来、今日までの8年間にわたり両社で共同開発を続けてきました。 日本の酒造りなど醸造食品の製造に古くから使われてきた麹菌の利用技術と、長年の毛髪研究から生み出された独自の染毛技術を融合し、花王と月桂冠の異業種で技を活かし合いながら、この度の技術を完成させることができました。今後も、染毛料の生産、商品化の技術を向上させ、豊かな生活文化の実現に貢献していきたいと考えています。
■花王株式会社
■月桂冠株式会社
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