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月桂冠ニュース(201303_03) 2013年3月18日
にごり酒成分の血中コレステロール濃度低下への寄与を検証

 

月桂冠総合研究所は、にごり酒の成分が、血中コレステロール濃度の低下に寄与することを検証しました。その有効成分を確認した結果を、2013年度の「日本農芸化学会大会」で3月26日に発表します。

にごり酒は、酒もろみを荒ごしし白く濁った日本酒です。にごり酒には、米由来の難消化性タンパク質や食物繊維が含まれています。これらの成分の働きにより血中のコレステロール濃度を低下させることが、これまでの研究により酒粕において確認されていました。肝細胞ではコレステロールを原料として胆汁酸が生成され、胆汁酸は腸管で脂質の固まりを分散させやすくして消化・吸収を助けます。この胆汁酸が難消化性タンパク質や食物繊維に吸着し、体外へ排出されることにより、さらに新たな胆汁酸の生成が促進され、コレステロールが消費されます。

今回の研究では、にごり酒において胆汁酸の吸着に関わる有効成分が、レジスタントプロテインと呼ばれる難消化性かつ不溶性のタンパク質、および食物繊維であることを確認しました。さらに、そのタンパク質を分析したところ、米由来のものであることも確認できました。酒粕については、酒もろみの発酵過程で生成された健康に関係するさまざまな有効成分の存在が確認されています。にごり酒においても、胆汁酸を排出し、血中コレステロール濃度の低下に寄与する有効成分の摂取が可能であり、酒粕と同様にさまざまな機能性の存在が期待できます。

学会での発表

学会名 日本農芸化学会大会 2013年度
発表日時 2013年3月26日(火) 16:24
会場 東北大学・川内北キャンパス(宮城県仙台市青葉区川内41)
講義棟 A棟1階A106号室 A16会場
演題 「にごり酒の胆汁酸吸着能とその有効成分の同定」(演題番号:3A16p13)
研究・発表者 月桂冠(株)総合研究所
     ○榊原舞子、小高敦史、鈴木佐知子、芦田優子、松村憲吾、石田博樹、秦洋二
     (○印は演者)

月桂冠総合研究所について

1909(明治42)年、11代目の当主・大倉恒吉が、酒造りに科学技術を導入する必要性から設立した「大倉酒造研究所」が前身。1990(平成2)年、名称を「月桂冠総合研究所」とし、現在では、酒造り全般にわたる基礎研究を行うと共に、バイオテクノロジーによる新規技術の開発、製品開発まで幅広い研究に取り組んでいます。
(所長=秦 洋二、所在地=〒612-8385 京都市伏見区下鳥羽小柳町101番地)

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