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German beer FAQ

2013年のデータによれば、ドイツの1人当たりの年間のビール消費量は101.7L。日本の約2.4倍の消費量です。

まず使用する酵母の種類が違います。上面発酵ビールに使用されるエール酵母は好気性。発酵後期にタンクの上のほうに集まってきます。そして15度から25度で活発に働き、空気と触れることで比較的香りの成分を多く生み出す傾向があります。下面発酵ビールに使用されるラガー酵母は嫌気性で、かつ5度から10度の低温で働く酵母です。低温で時間を掛けて発酵させることで、すっきりとした仕上がりになることが多いです。

ヨーロッパの各地にある修道院は、それぞれの地域の宗教施設というだけでなく、知識人である修道僧を有し、農業や医療の中心的なはたらきを担ってきました。この施設で様々な技術革新が行われ、ワイン、ビール、リキュールなどが生産されるようになったわけです。

デュッセルドルフの名産、赤銅色のアルトビール。ケルンの名産、淡色の香り高い淡色上面発酵ビール、ケルシュ。バンベルクの名産で、燻製麦芽を用いたスモーキーなラオホビア。ドルトムンドで良く飲まれる、もともと輸出仕様の骨太なビール、エクスポート(ドルトムンダー)。首都ベルリンの名産、低アルコールの酸味の強い小麦ビール、ベルリナー・ヴァイスなど多くの伝統的なビアスタイルのほか、アルトビールと小麦ビールの要素を併せ持つアルトヴァイセ、濃い麦汁をベースに上面発酵仕上げのドッペルアルト、小麦麦芽によるスタウト(ギネスのスタイル)仕上げのヴァイツェンスタウトなどクラフトビールブームのトレンドを取り込んだユニークな新機軸のビールも増えてきています。

「ドイツビール純粋令」が制定された背景には、主食のパンの原料となる小麦のビールへの使用を抑制する意味合いがありました。そのため、小麦ビールは純粋令の対象外でした。しかし一部の醸造所は「純粋令」には規定の無い小麦ビールを生産し、高値で取引していました。「貴族のビール」と呼ばれるゆえんはここにあります。1993年になってようやくドイツ酒税法の範疇に含められ、例外的扱いがようやく終わりました。