生産技術

世界最高品質には、
製造現場「全員」での
品質管理が不可欠。
製造本部 醸造部 部長
山中 洋祐

歴史の中で受け継がれてきた技術に、新しい技術を加えて。

月桂冠における生産技術の強みは、どこにあるでしょうか?

月桂冠の歴史は長く、杜氏に代わって社員が酒造りの主役となってからも、すでに50年以上の経験があります。月桂冠の生産技術の大きな強みは、その時代ごとに開発・導入してきたさまざまな革新的技術を、今製造現場にいる私たちが受け継いでいることではないでしょうか。他の酒造メーカーでも蓄積された技術はあるかと思いますが、月桂冠はその長い歴史のなかで多様な取り組みをおこなってきた自負があります。これから入社される方にとっても、こうした技術を受け継げるというのは魅力ではないでしょうか。月桂冠でしか学べないことがいくつもあると思います。

月桂冠では、技術を伝承しながらアップデートされていると聞きました。

そうですね。技術の伝承と同時に、時代に即した新しい技術を導入することも大切です。「今までもこうだったから、これでいいんだ」ではなく、品質はもちろん作業性・安全性も含めて「日々よりよくしていこう」という姿勢で、さまざまな工夫・新技術を導入し続けています。私たちが信じているのは、製造現場における一人ひとりの「酒造り」への真摯な姿勢と高度な技術力が、最終的な差となって表れるのだということ。そのためにも、過去の技術を学び、新たな技術を自ら生み出していけるような「現代の杜氏」と呼べるような人材が必要なんです。

「おいしさ」の追求で、“現代の月桂冠ブランド”を確立。

月桂冠における品質管理の重要性は、どういった点にあるのでしょうか?

月桂冠の酒造りにおいて最も重要となる業務が「品質管理」です。月桂冠では、生産技術職と呼ばれる「実際に酒造りに取り組む人たち」一人ひとりが、それぞれ品質管理に取り組んでいるんです。「ものづくり」というのは、ベルトコンベアが右から左に流れていくのを眺めるだけではできません。一人ひとりがプロフェッショナルの自覚を持ち、自らの仕事に「本当にこれがベストなやり方か」と問いかけながら取り組んでいく必要があります。だからこそ、分析部門とはまた異なる角度から、現場レベルでの改善策が日々飛び出してくるんです。特に麹や醪は生き物なので、実際に現場を見ている人間が、品質に対して敏感になることは絶対条件。私たちは、この品質管理があってこそ、世界最高品質の商品を生み出すことができると考えています。

今後の生産技術の展望についてお教えください。

何より「おいしさ」を追求していきたいというのは、これからも変わりありません。各品評会で月桂冠製品が受けている評価はすでにトップクラスですが、市場での売上・ブランド力については、まだまだ伸びしろがあります。今の時代にふさわしい月桂冠ブランドを確立していくためにも、「おいしさ」の追求はその原動力となるでしょう。そのためにも、まず製造現場を支える生産技術職の拡充は不可欠です。いくら工場が機械化・自動化されたといっても「酒造り」の根底を支えているのは「人」です。酒造の技術や知識を未来に向けて継承していくためにも、社内教育にはこれからも注力していきます。

また、設備についてもより合理的な設備を拡充するとともに、製品の安心安全と品質向上につながる工夫を強化していく予定です。たとえば、より衛生的な洗浄方法や空調管理、排水処理設備など、工場のあり方を今一度見直して再構築していければと考えています。

試行錯誤しながら、チームで酒造りに取り組める人に。

生産技術職には、どのような人材が求められますか?

生産技術職とひと口に言っても、実際の酒造り、最終的な製品の製造、日々の生産計画立案、製品・半製品の分析、資材購入、製造工程の法的・品質的チェックなど、さまざまな仕事があります。いずれの仕事についても、「お客様のために世界最高品質の商品をつくっている」という自覚をもって取り組んでいくことが求められます。先ほどお話したように、現場で試行錯誤しながら工夫していくためにも、頭と手の両方を動かしながら取り組んでいける人が向いていると思います。

また、お酒造りはチームプレイでもあります。周囲とコミュニケーションをとりながら、壁に当たったときも前向きにチームを牽引できるような人がいいですね。米国の工場で現地の人とともに酒造りをおこなうケースだってありますから。ここで身につく技術・技能、知識は一生の宝となるでしょう。ぜひ酒造りのプロとなって、世界最高の酒を世に送り出してください。

製造本部 醸造部 部長 山中 洋祐
好きなお酒:『つき』『ヌーベル月桂冠 特別本醸造』『伝匠月桂冠 純米吟醸』『上撰辛口』

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