BUSINESS月桂冠の事業戦略

月桂冠では、事業戦略テーマとして「1.清酒事業の深耕・拡大」「2.清酒以外のアルコール事業の強化・拡大」「3.海外事業の推進」「4.アルコールにとらわれない新規事業の開拓・展開」の4項目を掲げ、事業活動に取り組んでいます。

1.清酒事業の深耕・拡大

月桂冠の主となる事業です。
酒類販売の規制緩和をきっかけに、街の酒販店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアだけでなく、ドラッグストアや通販など酒類を販売する業態は年々多様化してきました。お客様の嗜好の変化もスピードが速くなってきており、いまお客様がお求めになりたい商品の提案が日本酒メーカーにも求められています。月桂冠もこの流れに対応すべく、提案型営業の組織体制を構築、マーケティング力を駆使し、市場のニーズ・ウォンツに合った商品の開発と上市に努めています。高級クラスから普及タイプの商品まで、品質の高い多彩な商品を安定して供給できることが、月桂冠の強みといえます。

2.清酒以外のアルコール事業の強化・拡大

日本酒をベースにしたリキュール類を商品化しています。近年、リキュール類の需要が高まってきており、注力しなければいけないカテゴリーとなっています。月桂冠ではこれまでに、日本酒とライム果汁をあわせ、オンザロックで飲む「サムライロック」や、甘味やスパイスを効かせた「温めてもおいしい」シリーズなど、新しい飲用スタイルの商品を次々に市場に投入してきました。日本酒を知っていただくきっかけづくりとして、新たなお酒の飲用シーンを提供できるよう、日本酒ベースのリキュールなどのさらなる普及に取り組んでいきたいと考えています。
また、ドイツビール・フランスワインなど海外の酒類を輸入し国内で販売しています。ドイツビールにおいては、現存する修道院醸造所としては最古のヴェルテンブルグ修道院醸造所の「ヴェルテンブルガー」を日本国内での独占契約により販売しています。

3.海外事業の推進

海外で日本食ブームが巻き起こっていることもあり、ワールドワイドで清酒への注目度が高まっています。世界各地での浸透を進めるにあたり、重要な要件となる品質の高さ、安定供給に、当社は強みを持っています。日本からの輸出により世界各国へ商品を供給するだけでなく、米国月桂冠株式会社や月桂冠(上海)商貿有限公司を設立し、現地からアプローチを進めてきました。
ビールやワインの市場規模に比べると、清酒はまだまだ浸透しているとは言えません。全世界で楽しんでいただけるよう、清酒文化の普及に努め、グローバルな経営を目指していきます。

米国月桂冠

4.アルコールにとらわれない新規事業の開拓・展開

月桂冠グループの事業活動を充実させることにより、長期的、安定的な事業の発展に取り組んでいます。主力の清酒事業に続く第2の柱として、食品製造業の(株)キンレイ、(株)藤清、(株)タカトーの3社をグループと会社としています。例えば(株)キンレイでは、冷凍麺などを商品化し、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで広く販売、独自の商品開発力とブランド力に強みを持っています。

グループ会社一覧
  • 飲酒は20歳になってから。
  • 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
  • お酒はおいしく適量を。
  • 飲酒運転は絶対にやめましょう。
ページトップ