スーパーマーケットなどの量販店をメインに担当し、日々営業活動に勤しんでいます。内勤では商談や棚割に向けた見積や資料作り、外勤では商談や、店頭調査を行っています。心掛けていることは、得意先にはでき得る限り直接会うということ。リモートでの商談も増えてきており、もちろん活用はしていますが、直接会って話すのとはかなりの差があると感じています。当たり前ですが人間には感情があるので、相手に一生懸命アプローチすればそれだけのものが返ってます。そんな経験が何度もあります。まだ得意先との関係性ががっちりできていないときや、ここぞというときは、顔を見て気持ちを伝えるようにしています。

初めはぎこちなかった得意先のセールスやバイヤーが打ち解けて接してくれるようになったときに、営業としてのやりがいを感じます。これまでは仕事に関することだけだったのが、プライベートについて色々話をしていただけるようになった時や、他のメーカーが知らないことをこっそり私にだけ教えてくださった時には、「信頼されている！」と感じます。途中でつらいことがあっても、この瞬間でまた頑張ろうと思えます。

3年目に千葉のスーパーマーケットを担当していた際、チェーンの売上アップに大きく貢献したメーカーとしてビールメーカーを抑えて表彰されました。この時、同チェーン内でのシェアは2番手だったのですが、なんとしても１番手をとるという目標を立て、商談、店回り、プレゼンと必死に駆け回りました。時にはバイヤーから「提案が弱い」と指摘されたこともありましたが、失敗を糧に提案を続けて、たくさんの商品を採用いただき、最終的にシェア1位を獲得できました！また、続けてきた提案がチェーンの日本酒カテゴリーの売上アップにつながり、バイヤーから評価をいただけました。このチェーンでは年に1度、関係者を集めた会合があり、その中で売り上げに貢献したメーカーを表彰するというイベントを開催されます。これまでビールメーカーの表彰が恒例であったのが、その年は「月桂冠」の名が呼ばれ、嬉しさがこみ上げると同時に頑張ってきたことが報われた瞬間でした。