これが私のミッション!

海外営業

GEKKEIKANを
世界に

貿易部 貿易課
廣田周平

2011年入社(現在の)九州営業部に配属。地元のチェーンストアと全国系卸店の九州エリアを担当。その後、宮崎県を担当、業務用卸店やコンビニエンスストアの九州エリアの担当も経験する。2019年に貿易部へ異動となり、初年度はロシア、カザフスタン、空港などの国内免税酒(※)の販売を担当。2020年からはさらにシンガポール、タイ、マレーシアを担当している。
※日本国外で消費されることが前提とされ、酒税を国内で納めないお酒。

所属部署紹介:貿易部

月桂冠の海外事業を統括する部署。2019年度の清酒輸出総額は約234億円(前年比5.3%増)で、10年連続で過去最高を更新しており、今後、ますます成長が期待できる海外市場に「GEKKEIKAN」を広めていく役割を担っています。現在、月桂冠ブランドの日本酒は、京都・アメリカ・中国で生産しており、過去3年間でみると世界47カ国に出荷しています。
メンバーは12名でエリアごとに担当を任されており、出張が多い中でもコミュニケーションを積極的に取り合いながらアットホームな雰囲気で仕事をしています。

今の業務で心掛けていること

酒造りの情熱を伝える

海外営業と並行して、日本国内の免税酒の販売を担当しています。免税酒は主に国際空港などのDUTY FREE SHOPで訪日観光客がお土産として購入されています。免税売店で販売されているお酒は主に大吟醸酒や純米酒などの特定名称酒です。月桂冠の免税売店向け商品も高度な酒造りの技術が集約された逸品揃いです。その品質の高さ、酒造りへのこだわりと情熱を丁寧にしっかりとお客様に伝えていくことを心がけています。
また海外営業と聞くと、海外を飛び回る活動をイメージされると思いますが、実は商品を海外で売るには社内での多岐にわたる準備が必要です。例えば海外限定商品を販売する際は、貿易部が商品の開発から携わり、企画、資材、醸造、品質管理、物流など各専門部署との協力や調整が必要で、また、それらに対応できる知識やスキルを身につけなければなりません。国内で出来ることが、海外では出来ないこともあります。難しい課題につまずきそうな時は、一人で抱え込まず、周りの人たちに知恵を借りたり協力をしてもらったりしながら乗り越えていきます。多くの人が関わる仕事だからこそ、小さな会社の経営者になったつもりで、それぞれの業務を丁寧にこなす、優先順位をつけて取捨選択をしていくということを常に心がけて取り組んでいます。これら一つ一つをクリアするからこそ、海外のお客様に自信をもって商品の提案ができます。

仕事のやりがい

世界中に月桂冠ファンを

日本酒とともに、GEKKEIKANというブランドを世界に広めることへの手応えを肌で実感できる点です。海外で日本酒の需要が伸びているとは言え、日本酒とはどのようなお酒で、どのような美味しさがあるかを知っている方は世界的に見ればまだ少数で、開拓のチャンスがあります。私は国際空港の免税売店で試飲販売に立たせてもらう機会が多くあります。日本酒を試飲してもらうと、多くのお客様は「初めて飲んだけれど、とても美味しい!」と言っていただけます。月桂冠の酒造りへのこだわりと情熱、そして何より品質が高いということを丁寧にお客様に伝えると、納得して商品を購入して下さいます。日本酒を片手に世界各国へ出国されるお客様をお見送りする瞬間、日本酒ファンを増やしGEKKEIKANを世界に知っていただくきっかけを作れたと感慨深い気持ちになります。

仕事での成功体験

失敗を成功に転換

2019年10月に関西国際空港内の主要通路沿いに設けられた「POPUPスペース」で、試飲販売イベントを1カ月間実施しました。人通りの多い場所であるため、多くの人目に触れるチャンスがあり、アルコールだけでなく他業種のトップブランドも常にこのスペースの争奪戦を繰り広げています。日本酒メーカーがこのスペースでのイベントを実施するのは初の試みでしたし、折しも中国の国慶節やラグビーワールドカップの開催で例年を上回る観光客が見込まれていた時期でもありました。こうしたビッグチャンスを最大限に生かすために貿易部だけでなく近畿営業部のセールスにも応援を要請、社内外で期待が膨らんでいました。しかし、イベント開始直前、私のチェックミスで販売予定にはない商品を間違って納品したことが発覚しました。商品を取り替える時間もなく、関西国際空港側には素直に経緯を説明して謝り、その商品を販売させていただけるよう交渉したところ、幸いにも許可を得ることができました。そこからはその商品を販売するための商品登録から販売促進のためのツール作成などの準備に急ピッチで取り掛かりました。関係する多くの方々に迷惑をかけながらも、協力をいただくことでどうにかイベント開始に間に合わせることができました。結果、間違えて納品してしまった商品がイベント全体の売り上げを大きく牽引し、当初の目標を超える要因になりました。結果オーライの事例ではありましたが、自分が担当する仕事には多くの人が関係し、支えていただいている、ミスをしてしまったとしてもリカバリーできるように努力することで得られることもあると実感できた良い経験となりました。

これから挑戦したいこと

GEKKEIKANを世界共通に

世界中の一人でも多くの方にGEKKEIKANを通じて日本酒の美味しさをお届けしたいです。 世界にはまだまだ日本酒の浸透していない地域が多く存在します。そういった地域でも当社の日本酒を広めていって、日本酒=GEKKEIKANと認知されるようになればと考えています。今は免税市場をメインに担当していますが、これからは多くの国に訪問して、その国の人と接し、モノやコトに触れ、自身の言葉と感覚を通して当社の商品をお客様に提案することが目標です。

1日の仕事の流れ

  • 08:50
    移動
    得意先へのメール対応をしながら電車やタクシーを利用し商談場所へ
  • 10:00
    事前商談
    商談前に卸店との事前商談。今後の施策について
  • 12:00
    昼食
    先方への提出資料の作成、社内事務処理
  • 13:00
    商談
    空港免税売店と商談。実績の進捗確認など
  • 14:30
    巡回
    空港内免税店訪問、売場チェック
  • 15:30
    巡回
    市中免税店訪問、トレンド調査
  • 16:30
    ホテル帰着
    得意先へのメール対応
  • 18:30
    会食
    移動、得意先と飲食店で会食
  • 20:30
    終業

オフの過ごし方

出張などで留守にすることも多いため、その分、家族との時間を大切にしています。お弁当を持って子供たちとピクニックに行くことがオフの日の楽しみの一つです。

altText

学生の皆様へメッセージ

月桂冠で働くために必要だと思うことを一つあげるとするならば、「日本酒のことが好き」という気持ちだと思います。月桂冠には日本酒が好きな社員が沢山います。好きな日本酒を多くの人に届けたいという本気の気持ちを皆で共有しています。そのような会社の雰囲気が大好きな社員も多くおります。日本酒への興味を醸成することができれば仕事を通じてさらに多くのことが吸収できると思うので、「より多くの人に日本酒の良さを伝えていきたい」という気持ちを持って、入社いただけることを心待ちにしています。私も入社してから日本酒の美味しさや、月桂冠という会社の良さを知りました。今ではその両方が大好きです。その気持ちを海外のお客様に伝えるために努力しています。

ページトップ