乾杯を楽しもう!後編
乾杯の記憶は「感動」や「笑い」
その時の気持ちと一緒に残り続ける。
僕はイベントで司会をすることがよくあるんですが、自分自身が主催するタイプじゃないんです。そんな自分が50歳になったとき親しいアーティストから「何か記念イベントをしないの?」と言われて、最終的には担がれちゃって(笑)コロナ前の話なので、みんなが集まる音楽ライブを企画したんです。いろんなアーティストにスケジュールをもらい、数多くのスタッフに手伝ってもらって、準備を進めました。そしていよいよ本番当日に、なんと台風が。野外ライブだったので中止になりました。そのときは尽力してくれた全員に申し訳ないと精神的に参っていました。
でも翌年、周りが「ヒロトさん、リベンジっすよ!」と声をあげてくれて。嬉しかったですね。今度は屋内会場です。忙しいはずのアーティストも前年のメンバーがほぼ全組出演、お客さんも1000人ぐらい集まってくれました。ライブ会場で「本当に盛りあがってる?」「飲食はちゃんと売れてる?」とずっと心配している姿を雑誌の人に見つかって「あんなに緊張しているヒロトを初めて見た」なんて書かれましたが、それだけドキドキしていたんです。
その打ちあげはアーティストをはじめスタッフ全員60人ぐらいで乾杯!乾杯!乾杯!です。全国に名が知れているミュージシャンと地元で頑張っている若いバンドを引き合わせて「乾杯」。飲食を手伝ってくれた人、Tシャツをつくってくれた人、すべてのグループの人と「乾杯」。数え切れない乾杯を重ねて、忘れられない思い出をつくりました。乾杯には人と人をつなげるチカラがあると実感しましたね。今は大人数で集まることはむずかしいですが、それでもリモートイベントはやっています。そこでも人をつなげる乾杯のチカラは健在だと思います。音楽シーンにぴったり合うかっこいいボトルのTHE SHOTがあると、これから全国の皆さんと楽しくひとつになれる予感がしています。乾杯!
僕はここ数年ですっかりキャンプにハマってしまい、自宅の一部屋がぜんぶキャンプ道具で埋まっています。ネットで新しい道具を探したり、持っていく物を選んでいる時は心から好きを楽しんでる時間ですね。最近のお気に入りの道具は、家庭用のガスボンベが使えるレギュレーターストーブと、それにセットするギアです。
これひとつで鍋の料理ができますし、鉄板を乗せれば焼き物も可能。小さいまな板を乗せて調理台にもなるし、テーブルにもなる。こいつで少しずつアテをつくりながら、THE SHOTをちびちび飲むのはたまりません。THE SHOTは日本酒とは思えない爽やかな味わいがあって、手軽にキャンプで乾杯をするのに最高のお酒だと思います。大人のキャンプの楽しみといえば何と言ってもお酒ですから、そこにはこだわりたいです。
マイルールは、キャンプ場に到着してすぐ飲み始めないこと。テントとタープを張り、テーブルをセッティング、あとは飲むだけという状況になってから乾杯をしています。ぐっと我慢したあとに飲む一杯目は「たまらん!」ですよ。時刻はだいたい昼の1時か2時ぐらい。ブルートゥーススピーカーで音楽を流しながら、ゆったりと過ぎる時間を満喫します。選曲は僕の担当で、90年代のUK、USロックが好きなのでそれをプレイリストにしたり、あまり激しくない音楽が多いですね。朝起きたときは決まったアーティストの曲をかけるので、このサウンドが聞こえてきたら仲間は「もう朝なんだな」と思うみたいです。周りの迷惑にならない音量に注意しながら、キャンプ場でもぜひ音楽とTHE SHOTを楽しんでくださいね。
中島ヒロトさんに乾杯の思い出を語っていただきました。素敵なエピソードと、くすりと笑えるまさかのラスト。どうぞご覧ください。