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TOPICSフランス・カンヌで開催された
「JAPAN NIGHT」にて
鳳麟が提供されました。

「JAPAN NIGHT」は日本映画と文化を世界に打ち出すとともに、
海外の映画産業に携わる関係者の交流を目的としたパーティーです。
カンヌで100年以上の歴史をもつ5つ星ホテル「ホテル マルティネス カンヌ」で開催されました。

2025年5月に京都で開催された
国内最大規模の国際音楽賞

MUSIC AWARDS JAPAN 2025にて鳳麟を提供。

「第9回全日本最優秀
ソムリエコンクール」 優勝

ソムリエ 井黒 卓 氏による
テイスティングコメント

PROFILE

井黒 卓
Taku IGURO

井黒 卓
ソムリエ 井黒 卓氏

TACTICAL WINE CONSULTANT代表。
ミシュラン三つ星レストラン<ロオジエ>のワイン・ディレクターやJSA理事などを歴任し、2020年「第9回全日本最優秀ソムリエコンクール」優勝。2023年に独立後は、飲食業界へのコンサルティングや講演活動など多方面で活躍中。

井黒 卓
ソムリエ 井黒 卓氏

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本当の幸せは、
ゆっくりつくる。

はるか伝説の霊獣、その名を冠するこの酒に眠るのはゆっくりとした時。
米を磨き、水を選び、時間と手間を惜しまず、
たどりついた洗練の旨さがここにある。
違いを知る大人たちの夜に至福をもたらすこの一杯。
そう、幸せは急がない。
蔵の中でひとり時を重ねた酒が、飲む人の心をたおやかに満たしていく。
ようこそ、鳳麟と過ごす豊かな時間へ。

味わいTaste

口にふくんだ瞬間の清涼な甘みに驚いてほしい。そして豊かな旨みと、重厚感ある香りがもたらす、たっぷりの余韻を愉しんでほしい。美しいボトルから注がれる美しい日本酒、これこそが鳳麟がたどり着いた唯一無二の旨さの境地です。京都伏見の伝統と技が育んだ、鳳麟という特別をあなたへ。本当の幸せは、ゆっくりつくる。

上品な甘さと旨さにこだわり抜いた「純米大吟醸」、甘味の奥にあるさわやかな酸味が特徴の「純米吟醸」。
冷やしても常温でも、またぬる燗でもおいしくお飲みいただけますが、なかでも10℃で召し上がると、最もバランスよくお酒の風味をお楽しみいただけます。

こだわりCommitment

麹

麹は酒づくりの命。 新しい技で、酒に新しい息吹を吹き込む。

酒の味を決める何よりも大切な要素は、麹。私たちは原料米を糖化させる「麹菌の育成」に独自の技法を編み出しました。それは吟醸酒づくりの常識である「突きハゼ麹」にこだわらず、麹菌を増やしすぎず、減らしすぎず米の芯へ食い込ませていく繊細なコントロール。室温や水分管理を徹底的に緻密に。原料米の山田錦と五百万石それぞれの特徴を活かしつつ、上品な甘みと旨みを引き出していきます。

酵母

唯一無二の旨さを求めて。独自の育種技術でたどり着いたのがこの酵母。

味や香りの決め手になるのは、酵母も然り。1637年に酒づくりを始めた私たちは数千もの酵母を保持しています。難関は、低温環境下でも甘み、酸味、あと味、すべてをバランスよく整えられる理想の酵母を見つけ出すこと。研究所では4種の酵母を厳選、さらに醸造現場で試作を繰り返す。ただひとつの旨さを求めてこだわり抜くことで、きょうかい9号系酵母を系譜とした鳳麟独自の酵母にたどり着きました。

発酵

低温でゆっくり発酵。米本来の旨さと、香りが、広がっていく。

鳳麟が低温発酵にこだわるのは、お米から丁寧に時間を重ねて上品な甘みを引き出すため。その温度は10度以下、吟醸酒にとっては驚きの低温発酵です。そのぶん発酵期間は通常よりゆっくりと。京都伏見の良質な地下水「伏水」を使い、時間をかけて行います。

また麹や酵母は生き物、季節やコンディションによって状態はさまざまに変化。毎朝、職人が発酵タンクのもろみの状貌を見ながら櫂(かい)を入れ、その感触を頼りに世話の方法を判断します。時を惜しまず、手間を惜しまず、長年の経験と技を惜しみなく捧げて、一本のお酒を生み出していきます。

デザインDesign

720mL壜のフォルムは、
しなやかで美しい曲線が特徴です。
特殊な形状から手作業で
1本1本ラベルを貼って仕上げています。

由来と歴史Origin and History

この酒の起源をたどれば100年の時を遡ります。明治30年代、当時、最高峰の酒が織りなす類稀なる味と香りにふさわしい名を求め、伝説の霊獣である鳳凰と麒麟から酒銘を「鳳麟正宗」と名付けました。古代中国の四霊の中でも、特に鳳凰と麒麟の組み合わせは吉事の前兆として尊ばれたと言われています。私たちはこの名を伝統の中で守り続け、新たな最高級酒ブランドとして昭和の時代に復活。そして今日に至るまで、瑞兆の酒「鳳麟」を引き継ぐにふさわしい美味を求め、贅を惜しまず、こだわりを尽くしてきました。長きにわたる酒づくりへの誇りと技を結集した、その名に恥じぬ渾身の一献をご堪能ください。

ラインナップLineup

純米大吟醸

マスカットのような甘く艶やかな香りと上品な甘み、口の中に広がるみずみずしく芳醇な余韻。

1800ml

720ml

300ml

アルコール度数:16度以上17度未満
原料米:山田錦・五百万石
やや辛口/やや濃醇

テイスティング
コメント
Tasting Comment

優雅でふくよかな味わいの純米大吟醸。
完熟した黄桃やアプリコットの甘みを連想するような甘美なアロマがやさしく広がり、炊き立ての米、上白糖、きな粉などの穏やかな香気が折り重なる。

やわらかな口当たりと豊かな丸み、粘性をもったまろやかなテクスチャ、控えめな酸がふくらみと調和を与え、ひと口ごとに安心感と親しみやすさを感じさせてくれる。余韻には上品な甘味と米由来の旨味がじんわりと残り、緩やかにフェードアウトしていく。

最適な温度帯は8〜12 ℃。冷やすことで香りの華やかさが際立ち、12 ℃前後ではグルコースとアミノ酸の深みをより感じられる。

井黒 卓
ソムリエ 井黒 卓氏

合わせる料理

素材の旨味をゆっくりと引き出す調理方法と相性が良い

  • 洋食 魚介のグラタン、ビーフシチュー
  • 和食 鯛のかぶと煮、雲丹の茶碗蒸し
純米吟醸

艶のある吟醸香と甘みの中に爽やかな酸味、綺麗ですっきりとしたキレのある味わい。

  • 720ml
  • アルコール度数:16度以上17度未満
    原料米:五百万石
  • やや辛口/普通

テイスティング
コメント
Tasting Comment

優爽やかでドライな味わいの純米吟醸。
青竹や清流を思わせる清涼感に満ち、グレープフルーツや青バナナの爽やかさとレモンブロッサムなどの白い花や爽やかな香りが折り重なる。

口に含むと、キレのある酸味。しなやかなテクスチャの中に、全体を引き締める苦味が特徴。アフターには柑橘ピールの爽やかな苦味と余韻が広がる。

5〜8 ℃の冷酒から、40 ℃前後のぬる燗と楽しめる温度帯は幅広い。

井黒 卓
ソムリエ 井黒 卓氏

合わせる料理

ほどよい旨味と軽めの脂質を持つ素材、料理と相性が良い

  • 和食 鶏ささみの梅肉和え、白身魚の昆布締め