
CROSS TALK
「⽉桂冠で働く」
若⼿座談会
MEMBER
今回集まったのは2022年入社の同期4名。部署も勤務地も違うため普段はなかなか会わないメンバーですが、話し出すと絶妙なチームワークが感じられます。一人ひとりの個性や想いと、チャレンジングな月桂冠らしいエピソードで盛り上がった座談会。月桂冠で働く魅力について、若手社員から見たリアルな声をお届けします。
T.O
北日本営業部
2022年入社
経済学部卒
入社して驚いたのは、得意先との信頼関係が商品の採否にも大きく関わること。自分自身を評価してもらえる営業の仕事に面白さを感じている。
T.M
技術部 技術課
2022年入社
農業生産生態学研究室修了
入社1年目にして季節限定商品「すももロック」の開発を担当。3年目に現部署へ異動し、製品工場での技術的管理に取り組んでいる。
K.S
総合研究所
2022年入社
生命科学研究科修了
一番のやりがいは、自分の研究したものが形になったとき。「研究職では失敗も仕事の一つ」と、前向きに挑戦を続けている。
H.S
東日本営業部
2022年入社 外国語学部卒
お酒好きが高じて月桂冠へ入社。現在は営業として得意先などさまざまな人と出会えるのが楽しみ。お酒好き&人好きで、この仕事は天職だと語る。
01月桂冠に入社しようと思った決め手は?
ワインと日本酒が好きで、どちらかに携われる仕事がしたいと思っていました。なかでも日本の文化である「日本酒」ってかっこいいなと。月桂冠は革新的な商品を数多く出していますし、「営業をするなら、日本酒の新たな価値を切り拓いていきたい」と思っていた私にピッタリの会社だったんです。
私もとにかくお酒が好きで、お酒に関わる仕事しか興味がありませんでした(笑)。そのなかで月桂冠を選んだ理由の一つは、福利厚生や待遇が充実していたところ。営業職で各地での勤務を希望していたため、社宅制度で一部会社が賃料を負担してくれるのは魅力的でしたね。また面接で100%ありのままの自分を出すことができたのも大きな決め手です。
私はお酒好きの2人と違って、“食”という観点から月桂冠に興味を持ったのがきっかけ。就活の軸が「研究職」「食に携われる企業」「関西勤務」の3つで、それに合致したのが月桂冠だったんです。調べてみると研究にすごく力を入れていることがわかり、このフィールドで「思わず手に取りたくなるようなお酒の開発に携わりたい」と思うようになりました。
私も小さい頃から漠然と「食品に関わる仕事がしたい」と考えていました。そこで就活中はほとんどの大手食品メーカーにエントリー。でも最終的な決め手は人柄や雰囲気です。人事の方をはじめ、面接官の方、説明会でお会いした先輩など、いい雰囲気の方ばかりだったので、そんな温かい社風に惹かれました。

それはすごくわかる! 面接ではその人の本質をちゃんと見てくれる感じがしました。面接で志望動機を聞かれなかったのは月桂冠だけでビックリ(笑)。
私も月桂冠の面接はいい意味で緊張しなかった記憶があります。自分を偽ることなく、自然体で話すことができたっていうのは社風にも合っていたのかなと思いますね。
02「これは同期に自慢できる!」と思うチャレンジは何ですか?
自慢したいことはたくさんあります(笑)。あえて一つ挙げるとしたら、試飲販売で大きな成果を出したこと。1年目の頃、先輩に同行して店頭での試飲販売を何度か行い、2年目以降も積極的にイベントを開催してきたのですが、3年目に百貨店で行った「鳳麟(ほうりん)」の試飲販売は特に大きな成果を収めました。なんと2日分を1日で完売! 過去これほど売れた実績はないらしく、自分で自分を褒めたくなる出来事でした。もちろん商品の魅力あってこそですが、仕掛けたのは自分なので嬉しかったですね。
私は毎日が小さな挑戦の積み重ねかなと思っています。去年と違うどんな取り組みをしていくのか。今年は何をプラスするのか。常に新しいアイデアを出して上乗せしていこうという意識は強くありますね。例えば営業はバイヤーさんの声を直接聞ける立場なので、ニーズを汲みながら日本酒売り場全体の活性化につながる新企画を考えたり。日々お客様と接しつつ、新たな挑戦の糸口を探しているんです。
そういう営業からのアイデアや提案を、実際の現場に落とし込むのが製品開発課や私のいる技術課。「去年は赤いパッケージフィルムだったけど、今年から青色に変えてみたい」、「最新のトレンドに合わせたテイストに改良してみよう」など、ちょっとした変化は毎年いくつも出てきます。アイデアベースの提案を、ちゃんとカタチにする。それが技術課の挑戦といえますね。
営業としては「いつもありがとう」の気持ちです(笑)。
挑戦といえば、総合研究所の仕事はすべてが挑戦だと思います。今までにやっていないことをやる、新しいものを作る、というのが研究所の役割ですから。私の場合は、2年目から研究していたテーマを商品化できることになって、研究から生産、販売までトータルに経験させてもらったことは大きなチャレンジでした。
すごい!自分の研究したお酒が世に出るっていいなぁ。なんていう商品?
試作段階のお酒を数量限定で販売するプロジェクトのなかの一つで、赤い色のお酒「Gekkeikan Studio no.5」です。これまでも赤い色のお酒はありましたが、甘口のものが多かったので、私はスッキリ辛口で食事に合わせやすく、見た目は綺麗というお酒が作りたくて。みんなもぜひチェックしてみてください。
若手のうちからこれだけ挑戦させてもらえるのは月桂冠ならではの魅力だね。「やりたいことはやってみたらいいよ」と言ってもらえるし、最初からNOというのはない。逆にいうと、挑戦せずに受け身でいる人は成長も活躍もできないかもしれない。
03今後の目標と、もっと将来的な夢や野望は?
1年目は先輩同行で学び、2年目から自分の担当先を持ち、3年目の今ようやくプラスαの提案もできるようになってきたところ。そこからさらに一段上へ、「このエリアは君に任せておけば大丈夫」と言われるような安心感のある営業になることが目標です。
そして将来的には、お酒の業界全体に影響を与えられるような仕事に携わりたい。100年後の未来に「実はこれって月桂冠のOが始めたらしい」と名前が出るくらい、でっかいことをやれたら面白いなと思っているんです。
月桂冠には、そんなビッグな夢も叶うくらいの技術力や影響力があるよね。私は入社当初からの「思わず手に取りたくなるようなお酒の開発に携わりたい」という想いは変わりません。一つは実現できたけど、これからも新商品につながるシーズをどんどん作っていきたい。将来的には「月桂冠で働く人がより幸せに働くためにどうしたらいいか」を考えられるような部署、例えば人事や経営などにも興味があります。
なるほど。ずっと研究職ではないキャリアイメージ?
もちろん研究職は好きだけど、10年20年先を見据えたら、もっと全体を見られる部署にも興味がある。実現するかどうかは別として、希望を言うのは無駄じゃないですからね。

私は2年目まで総合研究所でSさんと一緒に新商品の開発などを行っていました。実はその頃、入社前の目標が叶ったんです。「自分の作った商品がスーパーに並び、知り合いがそれを買って美味しいと言ってくれること」を目標にしていたら、1年目で実現してしまった(笑)。
さすがにそれは月桂冠でもスピーディすぎる夢の実現!
そうなんです。あまりにも早く目標が叶って驚いていたら、3年目から技術部に異動。研究所と技術部では要求される知識がまったく違うので、最初は戸惑いましたね。でも違う部署から見ることで、「もっとこうすればいいかも」といった新しい視点も生まれてきて、今後は社内のいろんな部署を経験したいという新しい目標ができました。
やっぱり部署を異動することで視野がぐっと広がるんだ。
異動した当初はネガティブな気持ちもゼロではなかったけど、今は若いうちに異動の経験ができて良かったと思いますね。
私もこの4月から支店を異動して得意先がけっこう変わったので、まずは得意先のバイヤーさんとの信頼関係をしっかり構築することが目先の目標。特にここ数年、酒類業界では低アルコールがトレンドになるなど需要が大きく変化しています。そんななか、女性営業の感覚も活かしながら今のニーズに合った目新しい企画を提案し、お酒の魅力をもっと伝えていきたいと思っています。
04入社後に気づいた月桂冠の「いいところ」と「驚いたところ」を教えてください。
私のいる東北支店はみんな和気あいあいと面白おかしく喋る人が多くて、風通しのいい職場です。アットホームとはまた違う、友達でも家族でもなく、仕事仲間として仲がいいという感じでしょうか。上司や先輩とも飲みに行って恋愛などプライベートな話をすることもありますよ。
驚いたところは、ユニークな人が多いのに、その全員が「自分はなんの特徴もないよ」と自覚していないところ。ほんと個性的な人が多いですよね。
えっ?自分は自覚してないの?(笑)
いやいや、Oさんも十分個性的だから(笑)
面白い人が多いっていうのは同意ですね。そこはいい意味で月桂冠の魅力かなと思っています。個人的には、役員の方がすごく面白いと感じていて、日本酒の金賞受賞パーティーなどがあると役員の方たちが一番楽しんで盛り上がっているんですよ(笑)。役員の方たちとフランクに飲む機会があるのも当社ならではかもしれません。
入社して驚いたのは、飲む機会が多いこと。仕事内容によっては就業時間内でも当たり前のようにお酒を口にする機会があります。技術課では利き酒などを頻繁に実施しているので、入社前に想像していた以上に身近にお酒がありますね。
でもみんながお酒を飲めるかと言ったら、そうじゃない。飲み会では「飲めない人」も、「あえて飲まない人」も、「少しだけ飲む人」も「たくさん飲む人」も、みんな自分のペースで楽しみます。私もそんなに飲めるタイプじゃないので、そこはありがたいなと思います。
それと同時に、酒造メーカーだからこそ社内でのアルコールチェックも徹底。営業は車に乗る前に必ずチェックしますし、たぶんみんなが想像する以上にアルコールチェックの回数は多いと思う(笑)。
飲みの場でのアルハラ(アルコールハラスメント)にも厳しいですし、パワハラ、セクハラももちろんアウト。お酒のいいイメージを伝えていかないといけない会社だから、より意識は高いのかなと思います。
05学生へのメッセージやアドバイスをお願いします!
面接は、自分の夢を語る場だと思っています。どんな夢を持っていて、そのために今何を頑張っていて、その会社に入って何をしたいのか。未来のビジョンへの視点を一つでも持っていれば自信をもって答えられるし、イレギュラーな質問にも対応できるはずです。
よく言われることですが、選考では「企業との相性がいいかどうか」を見られているので、自分という人間をわかってもらうことが大切です。面接のテクニックにとらわれすぎず、自然体で臨めるのが一番いいと思いますね。特に月桂冠は「その人」自身を見てくれるので、肩肘はらずにチャレンジしてください。
月桂冠を受けるには日本酒が好きじゃないといけない、みたいな印象もあるかもしれませんが、そんなことはありません。お酒が飲めなくても、「食べるのが好き」「お酒の場が好き」という方はウェルカム。私は面接のときに焼酎の話ばかりしていました(笑)。
私も面接で「ワインが好きです」って言いました(笑)。
日本酒に限らずお酒の魅力って、人生をちょっとだけ豊かにしてくれるところ。飲んで美味しいのはもちろん、食事と一緒にペアリングを楽しんだり、地酒を通じてその地域の歴史や風土に触れたり。お酒にはさまざまな側面があるので、「お酒の歴史に興味がある」「発酵や微生物の研究に熱心」といった、何かしらのお酒の一面に対して情熱を注げる人に来てほしいですね。それは研究職でも営業職でも、入社してからの大きな原動力になっていくと思います。
