
挑戦する社員たち
Y.M
貿易部
2014年入社 商学部卒
月桂冠への志望動機
祖父母が米農家だったこともあって、日本酒を飲む文化が家庭内に浸透していました。両親も日本酒が好きで、実家近くの地酒をよく飲んでいたというのも根底にあります。そんな風に私にとっては身近だった日本酒も、同年代の間ではあまり飲まれていませんでした。「こんなにいいものなのになぜ?」という気持ちと、輸出が好調なこともあって海外でのポテンシャルの高さを感じ、月桂冠を志望しました。
現在の仕事内容
月桂冠の海外事業を統括する部署。今後ますます成長が期待できる海外市場に「GEKKEIKAN」を広めていく役割を担っています。主に私は、日本酒の輸出営業と一部輸入酒に携わっています。国内営業と同様、得意先との商談、商品・企画の提案を行いますが、海外を相手にする仕事なので、英語など外国語での対応も多く、日本語では意味が通じる表現でも、英語でニュアンスを伝えるのに苦労することもあります。また輸出国の規制に関する調査・対応、輸出専用商品の開発など、「商品の販売」だけでなく、「販売できる地盤作り」「販売に適した商品とは何か」という視点でも活動しています。
仕事をするうえで
大切にしていること
『リスペクト』を大事にしています。「立場が変われば人も変わる」と言われるように、置かれている状況が違えば、当然モノの見方や考え方も異なります。それぞれの立場からやみくもに意見をぶつけ合ってもモノゴトは好転しません。相手へのリスペクトがあれば、相手を知ろうとコミュニケーションが生まれ、相互理解に繋がります。社外でも社内に対しても、常に『リスぺクト』の精神を持ち、相手の立場を理解できるよう心がけて取り組んでいます。そして自分へのリスペクトも大事にしています。これが自己研鑽につながっていると思います。
仕事のやりがい
食べる・飲む・料理することが大好きなので、日本酒を通じて他国の食文化を知れるのが、とても楽しいです。その国の食文化がどういったもので、さらに日本の文化である日本酒がどのように受け入れられているのか、新しい文化が生まれる瞬間を直に感じることができるからです。また「おいしい」は世界共通だと感じられる仕事でもあります。日本発祥の日本酒で、世界中に笑顔を届けられることは非常に誇らしいです。

仕事での挑戦したエピソード
新しいことへの挑戦の毎日です。貿易部に異動になった年に空港などの国内免税の担当となり、免税店専用商品の開発~業者・社内調整~バイヤーへの商談~空港免税店での試飲・販売というように、商品開発から現場での販売という一連の流れすべてを担い、結果として販売予算を大きく上回ることができました。また業務改革の一環で、輸入業務の仕分けを行った際は、より効率的・効果的に運用できるよう各部署と調整。業務の見える化や移管部署への周知徹底など、細心の注意を払いながら物事を進めたことで、大きな混乱にならずに業務改革を遂行できました。そのほか、よりお客様が手に取りやすくなる要素は何かを調査し、その内容を落としこんだ輸出向け商品のラベル制作をしたり、輸出向け商品の整理・ポートフォリオ化など改善できる点を探したり、細かい部分にも取り組んできました。最近ではインド市場の新規開拓や欧州市場の規制強化への対応などにも挑戦しています。

あなたの成長を支えたものは
何ですか
自分のできることを自分のできるベストでやっているので、成長している感覚はあまりないのですが、自信につながったのは、入社後最初に配属になった九州営業部での経験です。上司の方はいつも私の話に耳を傾けて信頼し、全力でサポートしてくださりました。その当時の先輩方からは今でも温かいアドバイスをいただき、とても感謝しています。また貿易部に異動した際は、先輩方の仕事ぶりが刺激になりました。今では貿易部歴が長くなってきているので、先輩方の期待を超えられるよう頑張っています。上司や先輩に温かく支えてもらったおかげで今の自分がいる、そう思っています。
今後どんな挑戦をしていきたいか
大学の卒業論文のテーマは「若者の日本酒離れを止めるには」。海外で日本酒を流行らせ、それを日本に逆輸入するという内容を書いた記憶があります。海外での日本酒の認知度・普及率をあげ、日本酒を日本の酒ではなく世界の酒(WORLD SAKE)としていきたい。国内の方々に再度日本酒に向き合うきっかけを作っていければと考えています。
学生の皆様へメッセージ
就活中、見栄や嘘をついても仕方がないので、自分らしく等身大で向き合うことを大事にしていました。また、周囲の人たちから信頼をより多く得られるよう、責任感や中身のあるコミュニケーションも意識していました。仕事については、「責任をもって仕事をやりきる」という志を持った人と働きたいです。英語が得意に越したことはありませんが、仕事の傍らコツコツと向上していくこともできますので、自身のキャリアアップのために貿易業務にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
1日のスケジュール例
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- 08:30
- 出社
- 08:40
- 始業 メールチェック
- 10:00
- 課ミーティング
イベント施策について打ち合わせ
- 11:00
- 提案資料作成
- 12:00
- 昼食 自作の高たんぱく弁当
- 13:00
- 課ミーティング
輸出専用商品の打ち合わせ
-
- 14:00
- 本社で国内商社との商談、月桂冠大倉記念館へアテンド
- 15:30
- メール・電話対応
- 16:00
- 台湾代理店とオンライン商談
採用商品の進捗確認・企画提案
- 17:30
- 資料・議事録作成、メールチェック
- 18:30
- 終業・退社
Private
休日の過ごし方
料理、ハイキング、キャンプ、釣り、料理用ハーブの育成など。おいしいお酒を飲み、心も体も健康になれるよう活動しています。
