勝利と栄光のシンボル「月桂冠」

ラグビー、野球の漫画キャラクター店頭看板(昭和初期)
月桂冠大倉記念館で特別展示

2019年01月18日

月桂冠株式会社(社長・大倉治彦)は、<勝利と栄光のシンボル「月桂冠」 その挑戦と創造への意気を現代に受け継ぐ>と題した特別展示を、1月18日から、月桂冠大倉記念館(京都市伏見区)で開始しました。
勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を酒銘として命名した由縁を題材にした4コマ漫画の掲示と共に、ラグビーや野球といった人気スポーツにまつわるユニークな店頭看板を展示することで、スポーツ文化との関わりを表現しています(英語と日本語の解説付き)。店頭看板は、20世紀前半から日本で人気を高めたラグビーを題材にした「ラグビー兄さん」、アメリカ大リーグのホームラン王、ベーブ・ルースにちなんで制作された「野球小僧」の計2点です。いずれも昭和初期に制作されたもので、「月桂冠」の名入りの大きな酒びんを抱えた漫画キャラクターによるユニークな意匠の看板です。

「月桂冠」は、勝利と栄光のシンボルとして、スポーツ競技の勝者に授与される、月桂樹でつくった冠です。月桂冠の中興の祖で11代目当主の大倉恒吉は、自らが商う酒の名に、Laurel Wreath(ローレルリース)から翻訳されたばかりの「月桂冠」と名付け、1905(明治38)年に商標登録されました。「京都・伏見の酒をナンバーワンにしてみせる」、そんな大きな志をこめての命名でした。大倉恒吉は、1886(明治19)年、13歳で酒屋を跡継ぎし、1909(明治42)年1月、業界で初めての酒造研究所を創設、酒造りの科学的な解明により、品質の向上を成し遂げました。日本で初めて防腐剤なしのびん詰酒を商品化し、洋式簿記を採用して経営の近代化を進め、さらに、鉄道を活用して全国に販路を拓くなどの挑戦や創造により、京都・伏見の酒の大躍進を実現しました。
現在もその姿勢を受け継ぎ、さらなる品質の高みを目指しながら、日本国内、世界各地へと「月桂冠」の名を知らせています。先人の志の高さ、挑戦と創造の意気を思い起こし、勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を胸に、これからも歩を進めてまいります。

(左)【ラグビー兄さん】<初展示>ラグビーにちなんで制作された、1930年代頃のスタンド看板。白色と紺色の横縞のラグビージャージ、赤色のソックスを履き、酒びんを掲げています。全高163センチメートル(キャラクターの身長113センチメートル)、幅53センチメートル、木製シルク印刷。(右)【野球小僧】1934(昭和9)年に来日した、アメリカ大リーグのホームラン王、ベーブ・ルースにちなんで制作。白色のユニフォーム、「月」マーク入りの帽子、バットのかわりに褐色の酒びんを掲げています。全高185センチメートル(キャラクターの身長106センチメートル)、幅55センチメートル、木製シルク印刷

●展示について
タイトル:勝利と栄光のシンボル「月桂冠」 その挑戦と創造への意気を現代に受け継ぐ
日時:2019年1月18日(金)開始(当面展示を継続し、終了時期は未定です)
場所:月桂冠大倉記念館(京都市伏見区南浜町247番地)・展示室Ⅱ
電話:075-623-2056
開館時間:午前9:30~午後4:30(休館日:盆、年末・年始)
入館料:大人=400円、中学・高校生=100円
※純米吟醸酒(180mL)1本(未成年の方は「月桂冠大倉記念館絵はがき」)のお土産付き
展示協力:プロサッカーチーム「京都サンガF.C.」、プロバスケットボールチーム「京都ハンナリーズ」

月桂冠大倉記念館
> http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/

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