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明治・大正期

明治時代に、伏見酒は全国へ広がります。11代目当主・大倉恒吉の時代、1905年(明治38年)に「月桂冠」を採用、当時、目新しい酒銘と認識されるようになりました。1907年(明治42年)には研究所を設立。酒造りに科学技術を導入する端緒となり、樽詰全盛の時代に防腐剤なしのびん詰商品やアウトドア商品の先がけとなる「コップ付き小びん」を開発しました。同時に「品質第一」をアピールします。博覧会での数々の入賞、鉄道での販売により、「月桂冠」の名は広く知られていきます。大倉恒吉の時代の生産量は明治時代初期の100倍に当たる50,000石にまで伸びました。

1869年(明治2年)

  • 醸造高が580石となる

1886年(明治19年)

  • 大倉恒吉が13歳で家督を相続し、11代目当主となる

大倉恒吉(1874-1950)大倉恒吉(1874-1950)

1892年(明治25年)

  • 東京方面への貨物輸送に鉄道を利用しはじめる

1893年(明治26年)

  • 醸造高が1000石を突破(1115石)

1897年(明治30年)

  • 酒銘「鳳麟正宗」を商標登録

酒銘を木箱に刷り込むために用いた金型酒銘を木箱に刷り込むために用いた金型

1898年(明治31年)

  • 帳簿を大福帳形式から洋式簿記へと改める

1899年(明治32年)11月

  • 灘酒を研究するため、同地で借蔵醸造を始める

1900年(明治33年)12月

  • 新聞広告を始める

月桂冠の出来事

1871年(明治4年)
廃藩置県が実施される

1872年(明治5年)
「新橋-横浜」 間に鉄道開通

1877年(明治10年)
「京都-神戸」間に鉄道開通

1885年(明治18年)
内閣制度制定。伊藤博文内閣発足

1889年(明治22年)
大日本帝国憲法公布

1894年(明治27年)
日清戦争が始まる

1896年(明治29年)
ギリシャ・アテネで第1回近代オリンピック開催

一般・業界の出来事

1902年(明治35年)1月

  • 米国・ハワイホノルルへ清酒を輸出
  • 醸造高が5000石を突破

1905年(明治38年)

  • 勝利と栄光のシンボル「月桂冠」の酒銘を商標登録する

明治新聞(明治44年4月6日付)に掲載した広告明治新聞(明治44年4月6日付)に掲載した広告

1906年(明治39年)

  • 南蔵(現在の内蔵酒造場)を新築
  • 米国・カリフォルニアへ清酒を輸出

1907年(明治40年)

  • 醸造高が10000石を突破
  • 北蔵(尾州藩屋敷跡)での酒造りを開始
  • 大蔵省醸造試験所の技官・鹿又親(かのまた・ちかし)が北蔵にひと冬滞在し酒造調査と研究を行う
  • エンゲルバーグ式精米機を設置

1908年(明治41年)

  • 酒銘「大賞」を商標登録する
  • 初代の技師として東京帝国大学卒の濱崎秀を採用

濱崎秀(1882-1949)濱崎秀(1882-1949)

1909年(明治42年)

  • 醸造高が15000石を突破
  • 「大倉酒造研究所」(現・月桂冠総合研究所)を創設。醸造りに科学的技術を導入し、清酒の品質を向上させていく始まりとなる

大倉酒造研究所(北蔵構内)大倉酒造研究所(北蔵構内)

  • 「びん詰工場」を新設。樽詰酒全盛の時代にびん詰酒の販売に力を入れ始める

初期のびん詰工場 (1909年当時)初期のびん詰工場 (1909年当時)

  • 鉄道院により月桂冠が駅売酒に指定される

1910年(明治43年)

  • 駅売酒「コップ付小びん」(大倉式猪口付びん)を新発売。販売の広がりに伴い、全国に月桂冠が知られていく

大倉式猪口付びん大倉式猪口付びん

月桂冠の出来事

1903年(明治36年)
ライト兄弟が飛行機を発明

1904年(明治37年)
日露戦争が始まる
大蔵省醸造試験所設立

1909年(明治42年)
山廃もと(山卸廃止もと)が開発される

1910年(明治43年)
速醸もとが開発される

1912年(明治45年、大正元年)
大正と改元

一般・業界の出来事

1911年(明治44年)

  • 「防腐剤ナシ」の封緘をしたびん詰酒を発売
  • 第1回全国新酒鑑評会(大蔵省醸造試験所・主催)で月桂冠が「第1位」を受賞(同鑑評会では現在、順位の発表はない)

大阪市立衛生試験所証明印紙による封緘大阪市立衛生試験所証明印紙による封緘

1912年(明治45年)

  • 大賞蔵を新築する(薩摩藩伏見屋敷跡、現在は月桂冠の関連会社・松山酒造が操業)

1913年(大正2年)12月

  • 大倉酒造研究所を大賞蔵構内に新築

大倉酒造研究所(大賞蔵構内)大倉酒造研究所(大賞蔵構内)

1915年(大正4年)7月

  • 米国・サンフランシスコ万国博覧会に欧風調デザインの「黒褐色四合びん」を出展

欧風調デザインの黒褐色四合びん(大正4年)欧風調デザインの黒褐色四合びん(大正4年)

1918年(大正7年)

  • 現在の昭和蔵の土地(紀州藩伏見屋敷跡)を取得
月桂冠の出来事

1914年(大正3年)
第一次世界大戦が始まる

1923年(大正12年)
関東大震災がおこる

1926年(大正15年、昭和元年)
昭和と改元

一般・業界の出来事
十一代目当主 月桂冠 中興の祖 大倉恒吉物語
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