生酒

フルーティな香りと冷旨酸(れいしさん)によるうま味が特徴の生酒。

生酒

フルーティな香りと冷旨酸(れいしさん)によるうま味が特徴の生酒。

容量・容器 280mLびん詰
参考小売価格
(消費税別)
368円
メーカー出荷単位 12本入
JANコード 4901030195062
容量・容器 180mLびん詰
参考小売価格
(消費税別)
227円
メーカー出荷単位 30本入
JANコード 4901030182161
酒質 生酒
アルコール分 14度以上15度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール

栄養成分(100mLあたり)

栄養成分一覧

エネルギー 99kcal
たんぱく質 0.3g
脂質 0g
炭水化物 4.0g
食塩相当量 0g

※この表示値は推定値です。

味わいの特徴

おすすめの飲み方

生酒とは

「生酒」(なまざけ)は、「火入れ」と呼ぶ60℃ほどの加熱処理を一度もしない酒です。しぼりたてのフレッシュな香味を楽しむ酒で、冷やして飲むのに適しています。「生酒」(常温流通可能な商品)の賞味期間は、製造年月から約8ヶ月と設定しています(月桂冠の場合)。

月桂冠 生酒 うんちくあれこれ 月桂冠 生酒 うんちくあれこれ
その1 生酒と生貯蔵酒、何が違うの? その1 生酒と生貯蔵酒、何が違うの?

生酒と生貯蔵酒は、製造工程に違いがあります。生酒は、火入れと呼ばれる60℃ほどの加熱処理を一度も行わないお酒です。そのため、しぼりたてのフレッシュな香味を楽しむことができ、冷やして飲むのに適しています。通常の日本酒は、火入れを貯蔵前と容器詰めの際の二度行います。生貯蔵酒は、生のまま貯蔵し、容器詰めの際に一度火入れを行います。

生酒、生貯蔵酒のできるまで(簡略図)

生酒、生貯蔵酒のできるまで(簡略図)

その2 生酒って昔からあるの? その2 生酒って昔からあるの?

古来、日本酒は神祭りや客を迎えるたびに造られ、飲み残すとすぐにすっぱくなり、味も香りも悪くなったので、その場で飲み干してしまう「待ち酒」でした。これが「生酒」のルーツです。その後、室町時代末期以降、火入れが行われはじめ、さらに江戸中期には寒造りが定着したこともあって、生酒を飲まれることが少なくなり、結果、火入れをした酒が主流となりました。
しかし近年、酒蔵で飲んだしぼりたての日本酒を楽しみたい、夏場に冷酒を楽しみたいなどの声を受け、再び生酒が商品化されるようになりました。

すでに月桂冠では、1934(昭和9)年6月1日、「冷用」を謳ったびん詰清酒を発売(冷用酒をアピールする昭和初期のチラシ)
すでに月桂冠では、1934(昭和9)年6月1日、「冷用」を謳ったびん詰清酒を発売(冷用酒をアピールする昭和初期のチラシ)
1984(昭和59)年、超精密ろ過技術の応用により日本酒で初めて常温流通が可能な「生酒」を発売(1980年代の生酒商品群)
1984(昭和59)年、超精密ろ過技術の応用により日本酒で初めて常温流通が可能な「生酒」を発売(1980年代の生酒商品群)
その3 生酒なのに冷蔵保存しなくて大丈夫なの? その3 生酒なのに冷蔵保存しなくて大丈夫なの?

月桂冠では、精密なろ過により酵母や酒を腐敗させる火落菌を除去し、さらに「限外ろ過」(ウルトラフィルター)と呼ぶ超精密ろ過によって常温流通が可能な生酒を実現しました。限外ろ過によって、酒中の酵素を90パーセント程度まで取り除くことで、酒質の変化を少なくして、しぼりたての香味を保持し、保存期間を大幅に延長できます。ただし、常温流通可能な生酒でも、通常の酒と同様、冷暗所で保存するなど、ていねいに取り扱うことが必要です。
この超精密ろ過技術の確立によって、安定した品質の生酒をお届けできるようになり、蔵元でしか味わえなかった、しぼりたてのフレッシュな風味を持つ日本酒が、家庭の食卓や飲食店で手軽に楽しめるようになりました。

もろみをしぼって、酒と酒粕に分離。管の中を流れるのは、しぼりたてのお酒
もろみをしぼって、酒と酒粕に分離。管の中を流れるのは、しぼりたてのお酒
超精密ろ過技術の応用により「生酒」の常温流通を可能にした。縦のパイプの中に、何本も束になった細いチューブ状の膜がある。この限外ろ過により、酒質を変化させる酵素を取り除く
超精密ろ過技術の応用により「生酒」の常温流通を可能にした。縦のパイプの中に、何本も束になった細いチューブ状の膜がある。この限外ろ過により、酒質を変化させる酵素を取り除く