月桂冠「内蔵」杜氏・相川元庸が、日本醸造協会「醸造技能者表彰」を受賞

2022年08月25日

月桂冠株式会社(社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区)・醸造部の相川元庸(あいかわ・もとつね)が、令和4年度日本醸造協会「醸造技能者表彰」を受けました。

相川元庸は1988年に入社、研究職としてリンゴ酸高生産酵母の育種法や、全国の蔵元で採用実績のある分析機器を必要としないピルビン酸測定スティックを開発するなど、業界全体の品質向上に貢献してきました。その後、技術部・醸造部に所属。月桂冠で酒造りに従事していた但馬杜氏のサポートにあたったことをきっかけとして、2013年には自らが月桂冠社員初となる杜氏資格(但馬杜氏組合から認定)を取得しました。以後、内蔵酒造場で但馬流の伝統的な技法による酒造りを担い、その技能を継承するとともに、醸造責任者として各種鑑評会で優秀な成績をおさめ、後進の指導、酒文化の社会への啓発活動にも注力し続けています。今回の「醸造技能者表彰」は、これら杜氏としての功績が特に評価されたものです。

2022 年8月10日、相川が杜氏として所属する但馬杜氏組合にて、表彰状とバッジが授与された

●日本醸造協会「醸造技能者表彰」
公益財団法人日本醸造協会が行っている表彰制度。酒類、味噌、醤油、食酢などの醸造に従事している技能者の資質向上と醸造技能の継承を目的とするもので、1965年から実施されています。

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