月桂冠酒唄保存会が共演
山下洋輔ジャズピアノコンサート「造漉創」(つくる)with阪田美枝
=チケット完売=
2019年05月23日

「阪田美枝の唄への情熱を受けて山下洋輔の魂に火が付いた!」「50年間にわたり、紙漉き唄と酒造り唄を収集した阪田美枝氏が語る、日本文化の原風景と、呼応する山下洋輔氏の演奏をお楽しみください。」
<山下洋輔ジャズピアノコンサート「造漉創」(つくる)with阪田美枝>が、2019年5月28日(火)、同29日(水)、京都市の因幡堂 平等寺ホール(下京区因幡堂町728)で開催され、月桂冠酒唄保存会が共演します。このコンサートは、全国津々浦々に伝わってきた作業唄、特に紙漉き唄や酒造り唄を、およそ半世紀にわたり収集し、日本の消えゆく貴重な文化を次世代に伝えるべく活動してきた阪田美枝さん(同志社大学元理事・評議員)の情熱を受けて、山下洋輔さんと菅家美保子さんの支援により実施されるもので、酒造りの「造」と、紙漉きの「漉」、クリエイティブを表す「創」を併せ「造漉創」(つくる)と題してコラボレーションします。
日本の酒造りには複雑な工程があり、それぞれの作業に合わせ唄われてきたのが「酒造り唄」です。酒造りに携わる技能者、いわゆる杜氏(とうじ)たち、それぞれの出身地独特の酒造りの技と共に、各地域独特の酒造り唄が伝えられてきました。米を水洗いする際の「洗米場唄」(かしばうた)、もと(酒母)造りのための「もとすり唄」、もろみ仕込みのための「櫂入れ唄」(かいいれうた)など、各工程の作業にリズムを与え、短い歌詞を何番まで唄うかにより時間を計ると共に、心を一つに士気を高める役割などがあります。酒造りの技法が進歩し、変化すると共に、酒造り唄も次第に唄われなくなっていきましたが、これら酒屋男の心がこもった酒造り唄を伝えて行こうと、月桂冠では1975(昭和50)年、「酒唄保存会」を結成しました。以来、お祝いの席など各種の催しで酒唄を披露しています。
今回のコンサートでは、唄にあわせてしずしずと祝い樽(樽神輿)が入場、「洗米場唄」、「もとすり唄」、「櫂入れ唄」(かいいれうた)の3曲で、山下洋輔さんのジャズピアノとの共演を披露します。
コンサート開催概要
出演:山下洋輔(ピアノ)、阪田美枝(お話)、佐藤弘樹(MC、エフエム京都 パーソナリティー)
日時:2019年5月28日(火)・29日(水)いずれも18:30~20:30
(タイムスケジュール)
第一部 阪田美枝「紙漉き唄 酒造り唄の話」
―休憩―(月桂冠酒唄保存会の樽神輿など)
第二部 山下洋輔(80分を予定)
会場:因幡堂平等寺ホール(京都市下京区因幡堂町728)
市営地下鉄「五条駅」より北へ徒歩5分、同「四条駅」または阪急「烏丸駅」より南へ徒歩5分
京都駅から市バス「烏丸松原」よりすぐ
定員:各回120名
料金:5,000円(龍谷大学・龍谷ミュージアム企画展「因幡堂 平等寺」、4/20~6/9への入館料含む)
=チケット完売=
協力:月桂冠酒唄保存会
問い合わせ先:因幡堂 平等寺(075-351-7714)10:00~16:00
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