月桂冠から「明日の名工」が誕生
京都府青年優秀技能者奨励賞

月桂冠株式会社（社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区）・大手蔵での酒造りを担当する西尾誠人（にしお・まこと）が、3月19日、明日の京都府産業の発展を支える青年優秀技能者として、令和5年度「明日（あした）の名工」の顕彰を受けました。

今回、京都府「明日の名工」に認定された西尾誠人は、1999年に入社、現在までの24年間醸造部門に所属し、３つの異なる清酒製造工程を持つ現場を経験、原料処理から製麹、発酵圧濾工程まで一連の工程で酒造りに励んできました。特に設備の保守管理に関して秀でた技能を有し、各工程において品質や作業効率の向上のために多くの改善を行いました。また、部内で若手会を立ち上げ、清酒製造についての勉強会や実習会を繰り返して若手の人材育成を行いました。さらに、全国新酒鑑評会の出品酒製造において、一連の酒造工程に幅広く携わり、金賞受賞に貢献しました。これらの功績が今回、高く評価されたものです。

●明日の名工（京都府青年技能者奨励賞）
京都府内のものづくりに関わる産業（伝統産業を除く）に従事する優れた青年技能者を「明日の名工」として表彰する制度。将来の産業基盤を支える技能者としての地位向上と技能尊重の気運高揚を目的とするもので、平成11年度から実施されています。