月桂冠から「京都府の現代の名工」が誕生
京都府優秀技能者表彰

2024年03月29日

月桂冠株式会社(社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区)・醸造部の相川元庸(あいかわ・もとつね)が、3月19日、令和5年度「京都府優秀技能者」として表彰、最高の技能を発揮して産業発展のために貢献している者として「京都府の現代の名工」の称号を授与されました。

今回、「京都府の現代の名工」に認定された相川元庸は、1988年に入社、当初は、総合研究所において清酒製造に有用な新規清酒酵母の開発や、発酵管理指標の一つであるピルビン酸の簡便な測定試薬の開発を行い、市販化につなげ醸造工程での清酒の品質向上に貢献しました。加えて、季節蔵杜氏の伝統技能を受け継ぎ、内蔵酒造場にて高品位の清酒製造を実施、各鑑評会で優秀な成績を収めてきました。それら伝統技能を基礎とし古い伝統を持つ酒蔵をさらに活性化し、清酒醸造に携わるほか、社内酒造研修・酒造体験・酒造講習等を実施し、社内外・国内外に清酒造りの魅力を発信。清酒醸造の次世代を担う若手への技能伝承、内蔵を訪れる方々への日本酒文化の継承に注力するなど、情報発信にも携わってきました。

●京都府の現代の名工(京都府優秀技能者表彰)
この制度は、京都府内の各産業分野(伝統産業を除く)における第一人者として最高の技能を発揮して産業発展のために貢献している方を、京都府知事が表彰する制度。職業技能水準の向上と技能尊重の気運高揚を図ることを目的に、昭和61年度から実施されています。

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