月桂冠から京都市伝統産業「未来の名匠」が誕生
中堅技術者として、清酒分野で今年度唯一の認定
2025年12月22日
月桂冠株式会社(社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区)醸造部の兼森 清(かねもり・きよし)が、京都市内で活躍する優秀な伝統産業中堅技術者として、「令和7年度京都市伝統産業『未来の名匠』」に認定されました。12月22日に京都市役所で実施された認定式では、松井孝治京都市長より認定証が授与されました。なお、当社としての受賞は、2017年に山中洋祐、2019年に高垣幸男、2021年に松本 明、2023年に阪本 充に続き、5人目となります。
このたび「未来の名匠」に認定された兼森は、1992年の入社以来33年間、酒造りの最前線で技術を磨き続けてきました。現在は月桂冠大手一号蔵の醸造責任者として、美味しい日本酒を安定して造り続ける技術の継承に努めるとともに、若い世代への指導にも取り組んでいます。また、独立行政法人 酒類総合研究所が主催する全国新酒鑑評会では、令和4年度から2年連続で金賞を受賞するなど、その醸造技術の高さを示す成果を挙げています。これらの実績と姿勢が今回の評価につながりました。
●京都市伝統産業「未来の名匠」認定制度
1200年を超える悠久の歴史の中で脈々と受け継がれる匠の技を未来に継承し、今後の伝統産業界を牽引する担い手を育成するため、京都市内で活躍する伝統産業中堅技術者を「未来の名匠」として認定する制度です。平成22年度から実施されており、京都市が指定する74の伝統産業を制作する技術者から認定者が選ばれます。令和7年度では、京仏壇・京仏具、京焼・清水焼、京人形、京表具、京印章、清酒などの業種から10名が認定されました。
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