Brand Concept

日本酒を、進化させる実験。

最先端の日本酒を試作の段階で提供する実験的なプロジェクト。
まだ誰も味わったことのない、体験したことのない、
日本酒の新たな可能性をお客様と共に発見し、進化させる。

Background

月桂冠の研究への
想いから生まれた

月桂冠は、明治期に日本酒の研究所を設立して「酒を科学する」ことを始め、いち早く防腐剤なしのびん詰め日本酒を世の中に普及させました。
平成には現在の吟醸酒作りの根幹となる酵母(セルレニン耐性酵母)を発見し、育種して全国へ普及させたことなど、日本酒業界の技術革新をリードしてきました。
しかし、商品開発は世に出ないもののほうが多い仕事です。満足のいく味わいが実現できたとしても、全国津々浦々へ安定してお届けすることが出来ず、歯がゆい想いをすることも多々あります。そうした商品をどうにかしてお客様にお届けしたい。これは商品開発に関わる社員全員の想いでした。

また、変化の多い時代に新たな市場を切り拓いていくために、リアルタイムにお客様の生の声を聞き、商品開発に生かしていきたいという考えもありました。
そこで、プロトタイプの製品を直接皆さまにお届けし、感想やご意見などのフィードバックをもとにさらなる日本酒の可能性を追求する、そんなプロジェクトが立ち上がりました。
Gekkeikan Studio は、月桂冠社員の日本酒にかける想いから生まれたプロジェクトです。

About Products

no.とアップデートの取り組み

Gekkeika Studio では、新たに生まれた製品を、no.1から順番にナンバリングしたネーミングを冠しています。また、各製品ごとにお客様の声を取り入れて、

研究し、試行錯誤することで味や香りなどをアップデートし、みなさまに no.1.1、1.2といったように、バージョンアップした製品を届けていきます。

Design Concept

挑戦する志と
味わいを表現したラベル

プロジェクト名の Studio には「研究」や「工房」という意味があり、先進的でありながらも、親しみのあるものづくりを表現したいという想いから採用しました。

ロゴデザインは、新しい挑戦を目指す意気込みを「Gekkeikan」と「Studio」のゴシック体の文字に力強さを込めて表現し、ロゴ全体はタグをイメージしています。
「i」の上のドットは月桂樹の葉を模して装飾。月桂冠の380年を超える歴史(創業1637年)の上に芽吹く新しい可能性をイメージしました。

パッケージはモノトーンでシンプルなデザイン、シリーズ全体を通して、ラベル正面を1枚のキャンバスに見立てており、お酒を飲んだときに感じられる香りや味わい、そこから広がるイメージなどを視覚的に描いています。生まれたばかりの新しい日本酒について、お客様には開発メンバーの一人として参加している感覚をデザインを通して楽しんでいただければと思います。

About Labo

酒を科学する

月桂冠の研究所の創設は古く、1909(明治42)年にさかのぼります。11代目の当主・大倉恒吉は、それまで杜氏まかせだった酒造技術に科学的管理を導入する必要性を痛感。東京帝国大学と大阪高等工業学校卒の2人の技術者を採用し、大倉酒造研究所を設置しました。1982年、創業345年(会社設立55周年)を記念し、規模を拡大した現在の建物に移り、その後、1990年に名称を「月桂冠総合研究所」としました。月桂冠総合研究所では、品質安定向上を目指した「品質第一主義」を掲げ、酒造り全般にわたる基礎研究を行うと共に、常に革新性・創造性をもって幅広い技術開発や商品開発に挑戦してきました。

Gekkeikan Studio では、日本酒を進化させるための実験的な活動を行っています。フルーツなど目的の味や香りを再現するために、専用の分析装置を用いて味や香りを測定し、少量でお酒を仕込みテイスティングを繰り返すことで理想の日本酒へ近づけていく開発。酵母を研究することで辿り着いた圧倒的な華やかさを感じる月桂冠オリジナルの香り酵母の使用など、様々な取り組みを通して、まだ誰も味わったことのない、体験したことのない、新たな日本酒を探求しています。

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日本酒を、進化させる実験。