「未来の日本酒づくりを、お客様と一緒に」
「日本酒の多様性や面白さを伝えたい」
Gekkeikan Studioは、研究開発により生み出される、誰も味わったことも体感したこともない日本酒を試作段階でお客様と共有、その声を商品開発に反映させることで、一緒に日本酒の未来を発見、進化させていく試みです。製造数量や販路を限定することで、開発期間を短縮し品質設計の自由度を上げ、開発途上の実験的な日本酒を定期的にお届けします。Gekkeikan Studioは、日本酒を進化させる実験場であり、日本酒イノベーションの最前線です。
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Concept
Gekkeikan Studioプロジェクトのコンセプト
- 1. 日本酒の新たな可能性を探り、提起する
-世の中の流れを見極め、その流れの一歩先を創る商品コンセプトの設計 - 2. 試作段階の日本酒を製造数量・販路を限定してスピーディに打ち出し、世の中に問う
-お客様からのフィードバックを生かしたテーマ設計や、味わいの設計改善 - 3. 月桂冠にしかできないことを追求する
-最新の研究開発成果の応用
-過去の酵母ライブラリーや醸造技術の蓄積に基づく商品開発
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月桂冠には創業から380年を越える歴史があり、脈々と受け継がれてきた「酒を科学する」「日本酒業界の技術革新をリードする」という伝統があります。
1909年(明治42年)には、日本酒メーカー初の酒造研究所を創設、経験や勘だけが頼りだった日本酒づくりに、最先端の科学技術を導入し、品質の高い安定した酒づくりで業界をリードしてきました。
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しかし変化のめまぐるしい現代社会では、安定した品質の日本酒を提供するという機能的な価値の追求だけでは、新しい市場を切り拓いていく取り組みとして充分でありません。
これからの時代に必要なのは、お客様と研究の最先端をつなぎ、商品開発のプロセス自体をお客様と共有しながら、そのフィードバックと技術を融合していくこと。そして開発から販売までのあり方を、社会環境や市場ニーズにあわせてアップデートすることが大切だと考えています。
Gekkeikan Studioでは、日本酒イノベーションの最前線から、日本酒の新たな可能性を切り拓きます。
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プロジェクト名のStudioには「研究」や「工房」という意味があり、先進的でありながらも、親しみのあるものづくりを表現したいという思いから採用しました。
ロゴデザインは、新しい挑戦を目指す意気込みを「Gekkeikan」と「Studio」のゴシック体の文字に力強さを込めて表現し、ロゴ全体はタグをイメージしています。「i」の上のドットは月桂樹の葉を模して装飾。月桂冠の380年を超える歴史(創業1637年)の上に芽吹く新しい可能性をイメージしました。
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パッケージはモノトーンでシンプルなデザインとしました。シリーズ全体を通して、ラベル正面を1枚のキャンバスに見立て、お酒の味わいをイメージしたデザインを描いていきます。生まれたばかりの新しい日本酒のカタチについて、お客様が開発メンバーの一人として参加しているような雰囲気を楽しんでいただきたい、という意図を込めています。
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第一弾商品「Gekkeikan Studio no.1」。フレッシュフルーツのアロマが香る、スムースな口当たりが特長です。日本酒の酵母に関する長年の研究開発から生まれた、開発者も驚くほどの香りの日本酒を醸すことができました。これをにごり酒とアッサンブラージュ(異なる酒質を組み合わせる手法、ブレンド)することで、ジューシーさをさらに高め、シルクのようななめらかな口当たりをプラス。本物のメロンよりもメロンらしい日本酒となりました。冷やしてお飲みいただくのがおすすめです。
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第一弾商品「Gekkeikan Studio no.1」の改良版。お客様の声を反映し、フルーティな香りとメロンの果肉を思わせるジューシーさがさらに感じられるテイストに進化しました。研究から生まれた独自酵母により、驚くほどの香りとメロンを思わせるジューシーな味わいを実現。アッサンブラージュの比率を見直し、にごり成分を2倍にアップさせることで、ほどよい甘さを残しながらメロンの果肉が口の中にジュワっと広がるような感覚を実現しています。お客様の声をもとに進化した日本酒をお楽しみください。
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第二弾商品「Gekkeikan Studio no.2」。桃を美味しく調理したコンポートのような複雑で深い余韻、お米からできていることを疑うほど濃厚なうまみとコク、桃やプラムを漬け込んでエキスの溶け込んだシロップのような香りと味わいが特長で、とろりと滴る濃密な舌ざわりをお楽しみいただけます。アルコール分はそのままに、おいしさを凝縮。研究員のひらめきとアイデアで、とろみ成分をびんの中にぎゅっと詰め込みました。多くの工程を経て生まれた、今までに存在しない日本酒です。
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お客様の声を反映させた、第二弾商品「Gekkeikan Studio no.2」の改良版。口に含んだ時に最初に感じるのは、熟した桃のような香り。お米からできていることを疑うほど、濃厚な旨みとコクが身体を満たします。製法を工夫したことで、フレッシュなフルーツにも含まれる香気成分が約2倍にアップしています。もぎたての果実のような濃密なおいしさをご堪能ください。
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第三弾商品「Gekkeikan Studio no.3」。パイナップルを思わせるトロピカルなテイストと、飲む温度によって香り・味わいが大きく変わるのが特長の日本酒です。甘酸っぱくトロピカルなテイストを実現するために当社独自の酵母を使用すると共に、月桂冠総合研究所に蓄積された膨大なデータをもとに少量の仕込みを何度も繰り返して、香りと甘味、酸味の微妙なバランスを探りました。氷を浮かべ冷やして飲むとラズベリーのようなキリッと引き締まった酸味が、少し温めるとオレンジピールのようにゆったりとした甘味とほろ苦い後味が楽しめます。
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第四弾商品「Gekkeikan Studio no.4」。フルーティな香りとお米の風味や酸味が感じられ、さっぱり涼しげのある味わいが特長です。アルコール分の高さから日本酒を敬遠される方にも身近に感じていただけるよう、アルコール分は低いのに、日本酒らしさもある、おいしくやさしいテイストを目指しました。日本酒のアルコール分は一般的に15%前後のなか、この「no.4」はビールとほぼ同じ5%におさえています。
Gekkeikan studio noteでは、プロジェクトにまつわる話や月桂冠社員の日常、お客様からお寄せいただいた声などをご紹介しています。我々の試みに、お客様自身が実際にブレインストーミングに参加しているような気持ちでフィードバックいただき、それを新しい創造を生む原動力にしていきたいと考えています。お客様との双方向でのやり取りを繰り返すことにより、未来の日本酒をつくるGekkeikan Studioは成長していきます。
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