ウォッシュとは、料理を食べたあとの口の中を日本酒でさっぱりと洗い流すように整える手法のこと。
特に揚げ物やクリーミーな料理など、脂っこさが舌に残るメニューにぴったりです。スパークリングやゼロ系の日本酒を合わせることで、油の重さをすっきりと流してくれるので、次のひと口をまた美味しく感じることができます。
ウォッシュでは「泡」「酸」「糖質ゼロ」の特徴をもつ日本酒がカギになります。
「泡」は、スパークリング日本酒のことで、炭酸の爽快感が料理の後味を洗い流す効果があります。
「酸」は、日本酒に含まれる乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸などの多様な酸味のことで、味の輪郭を整えてくれます。スパークリング日本酒には酸味の強いものも多く、「泡」と「酸」の相乗効果も期待できます。
「糖質ゼロ」は、糖がほとんど含まれていない日本酒で、料理の成分をバランスよく洗い流し、口の中をリフレッシュさせる効果があることが分かっています。
脂の多い料理への日本酒のウォッシュ効果を可視化してみましょう。
これは、時間の経過とともに口の中で最も感じられる感覚を記録したものです。
水と合わせると、後味として料理の脂っこさが長く残り続けます。しかし、ウォッシュ効果のある日本酒と味わうと、その脂っこさが和らぎ、口の中がすっきりと整えられることがわかります。
日本酒はただ一緒に飲むだけでなく、料理をより美味しく食べるための“口直し”としても働いてくれるのです。おうちごはんでも気軽に試せますよ。ウォッシュ効果で食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか。
