研究内容
-
選んで育てて!
香味豊かなオリジナル清酒酵母香味豊かな清酒を造るために、月桂冠ではオリジナル清酒酵母の開発を行っています。
これまでに、バナナやリンゴのようなフルーティーな香り成分を多く作る酵母や、さわやかな酸味を作る酵母など、個性豊かな酵母を育ててきました。
これらの酵母は、月桂冠の清酒造りで活躍しています。研究成果はこちら
-
江戸から続く健康飲料甘酒の知られざる力
甘酒は、江戸時代から親しまれてきた自然の恵みたっぷりの美味しい栄養ドリンクです。
月桂冠はその甘酒に注目して研究してきました。
酒粕と米麹で出来た甘酒は、タンパク質やペプチド、アミノ酸、ビタミン類などのたくさんの成分が含まれており、皆さんのお仕事やお勉強、美と健康管理のお手伝いをします!研究成果はこちら
-
麹造りを科学するお米と麹菌の相性の秘密
米麹は、お米などの表面に麹菌を生やしたものです。麹の造り方にはどんな秘密があるのでしょうか?
お酒造りなどでは、お米のデンプンを分解するグルコアミラーゼという酵素が必要です。
月桂冠の研究では、この酵素が麹造りでしか生産されないことを世界で初めて見つけました。研究成果はこちら
-
米麹に含まれるデフェリフェリクリシン、ビタミンCやEよりも優れる美白作用
メラニンはシミの原因。 日本酒造りの原料の一つ、米麹に含まれるデフェリフェリクリシンに、メラニンを抑制する作用と美白作用があることを、月桂冠総合研究所が明らかにしました。
その作用は、ビタミンCやEよりも優れていました。研究成果はこちら
-
腸活するなら、「酒粕タイプ」甘酒?
酒粕には米麹よりも“レジスタントスターチ”という成分が多く含まれ、ビフィズス菌を増殖させる傾向があることがわかりました。酒粕甘酒は、米麹のみの甘酒よりも、腸内環境を改善する可能性があります。
研究成果はこちら
-
酒粕は色白がお好み?麹菌がつくるチロシナーゼを発見
肌にできるシミは、困りものですね。
シミは、チロシナーゼという酵素によって作られます。実は、酒粕にもシミのような黒い斑点ができることがあります。月桂冠は、この斑点を作る原因である、麹菌の新しいチロシナーゼを発見しました。
シミを防ぐ化粧品や食品の褐変防止の研究など、幅広い応用が期待されます。研究成果はこちら
-
酒「粕」も百薬の長 酒粕×乳酸菌で4つの効果
月桂冠総合研究所は、酒粕に含まれる成分の血圧を下げる効果や、物忘れを防ぐ効果についてこれまで報告してきました。
今回は、この酒粕を乳酸菌で発酵させて作成した新たな食品素材について、各種の機能性を確認しました。この乳酸菌発酵酒粕にはペプチド、アミノ酸、有機酸などが多く含まれています。研究成果はこちら
-
酒「粕」も百薬の長 酒粕から血圧を下げるペプチド
酒は百薬の長と言われますが、酒粕も百薬の長なんです。
酒粕にはお米のタンパク質がギュッと濃縮されています。酒粕ペプチドは酒粕を酵素で分解した、いわば『米マルチペプチド』です。その名の通り、様々な機能を持つペプチドが含まれています。
例えば、血圧を調節する機能を持つペプチドがあることがわかりました。研究成果はこちら
-
米麹のデフェリフェリクリシンにはアンチエイジング(抗酸化)効果
老化の原因の一つである酸化。月桂冠総合研究所は、清酒原料の米麹に含まれるデフェリフェリクリシンに、アンチエイジング(抗酸化)の効用があることを明らかにしました。
デフェリフェリクリシンは、ビタミンCと同様、活性酸素を消滅させ、生活習慣病や老化などの原因から身体を守る効用があることを確認しました。研究成果はこちら
-
酒粕による冷えの改善 酒粕のイメージを検証し、酒粕に体を温める効果を実証
体の冷えは美肌の大敵、それどころか万病の原因にもつながります。月桂冠総合研究所は、甘酒の原料でもある酒粕には、冷えを改善する効用があることを明らかにしました。
食べてすぐに温まるというだけでなく、長期間摂取することで、筋肉量や基礎代謝量の増加が見られるなど、体質も改善されることがわかりました。研究成果はこちら
-
酵素の宝庫「麹菌」をひもとく
米麹などで活躍する麹菌は、様々な用途で役立つ酵素を大量に生産するのが得意です。
月桂冠は長年清酒造りに使われる麹菌の研究を行い、ガンの発見に役立つレクチン、毛染めに応用できるチロシナーゼ、バイオエタノールの製造に役立つ酵素などを見つけてきました。
麹菌はいわば宝の山なのです。研究成果はこちら
-
酒粕の分解物による抗酸化作用
老化の原因の一つである酸化。月桂冠総合研究所では、酒粕分解物のペプチドに、抗酸化作用があることを明らかにしました。
医薬品や健康食品にも多く用いられている抗酸化ペプチド、グルタチオンに匹敵する抗酸化作用により活性酸素が除去され、身体を錆びつかせないという機能があります。研究成果はこちら
-
麹菌の酵素工場独自のシステムで有用酵素を大量生産
月桂冠には、麹菌を用いたタンパク質の大量生産システムがあり、様々な有用酵素の大量生産に成功してきました。
その一例として、一酸化窒素還元酵素(P450nor)の生産があり、この酵素は、血圧を調節する物質として知られる一酸化窒素を直接測定できます。
今後もみなさまに役立つ酵素の大量生産に挑戦します。研究成果はこちら
-
デフェリフェリクリシンによる尿酸値低減作用
高い尿酸値は痛風の原因と言われています。月桂冠総合研究所では、日本酒の原料である米麹などに含まれるデフェリフェリクリシンに、血清中の尿酸値を低減させる作用があることを明らかにしました。
研究成果はこちら
-
デフェリフェリクリシンによる調理時の肉の臭みを抑える効果
肉の調理時に出る、特有の青臭さの原因であるヘキサナール。そのヘキサナールを、環状ペプチドであるデフェリフェリクリシンが多く含まれた日本酒により抑制できることを明らかにしました。
研究成果はこちら
-
遺伝子が語るお酒をつくる酵母の気持ち
月桂冠の研究で、清酒もろみ中の酵母の遺伝子の動きを丸ごと調べた結果、環境変化に合わせて働く遺伝子が変わることがわかりました。酵母が造るお酒の味や香り成分も、それに合わせて色々変わるのです。
働く遺伝子の変化から酵母の気持ちをよく考え、美味しいお酒造りに挑戦しています。研究成果はこちら
-
酒「粕」も百薬の長 酒粕×乳酸菌でお酒ともっといい関係
酒は百薬の長と言われますが、酒粕も百薬の長なんです。
そんな酒粕をさらに乳酸菌で発酵させパワーアップしてみました。驚いたことに、この乳酸菌で発酵させた酒粕を飲酒前に食べておくと、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドの血中濃度が下がることがわかりました。
酒粕×乳酸菌で、『お酒ともっといい関係』を。研究成果はこちら
-
デフェリフェリクリシンによる皮膚バリア機能の改善
米麹などに含まれるペプチド「デフェリフェリクリシン」に、「フィラグリン」と呼ばれるタンパク質の産生を促進する効果があることがわかりました。フィラグリンは、ヒトの肌のバリア機能や保湿に重要な働きをすることが知られており、Dfcyの化粧品素材としての応用が期待できます。
研究成果はこちら