環境への取り組み京都市内小学校で環境学習の出前授業

京都商工会議所の「小学生への環境学習事業」の一環として、月桂冠総合研究所では、2007年度から地元京都の小学校への出前授業を行っています。同事業の「科学する心」を養うという主旨から、当社の特徴を生かし、「はっこうで食べ物をおいしくする」「はっこうが地球をすくう」をテーマに授業を進めています。小学生にとっては、まだ馴染みの薄い「発酵」についての学習をベースに、日ごろよく耳にして関心の高い「環境」へと発展させるもので、「はっこう博士」に扮した研究員が説明します。

授業の最後には「卒業試験クイズ」を実施。正解者には「はっこう博士認定バッジ」を進呈

発酵食品とその原料の組み合わせを考える「はっこう食品探し」のコーナーでは、当社が準備した手作りの「食品トランプ」を使ってグループ学習に取り組んでもらいます。その中で、発酵食品は微生物を利用してつくることや、微生物の働きで食品がおいしくなることを学びます。エネルギーを発酵の力でつくるバイオエタノールを紹介するコーナーでは、真剣に耳を傾け、ノートに記述するなど、小学生の地球環境問題への関心の高さをうかがわせます。

京都市教育委員長から感謝状をいただきました

この取り組みを10年間継続してきたことに対して、京都市教育委員長から感謝状(写真右)、京都商工会議所(事業主催者)から感謝盾(同左)を受領しました(2017年3月)。月桂冠総合研究所では、これからも、「環境学習」出前授業を通じて、子供たちの「科学する心」を育てる活動に貢献していきます。