贈答用の酒などに入っている金箔(きんぱく)は、
飲んでも大丈夫ですか?
よくいただくご質問 - [Q&A]日本酒全般
金は安定した金属ですので、酒に溶け出したり、化学反応を起こしたりせず、酒や食品から摂取する程度では問題ありません。金箔を飲んでも体内では吸収されず、そのまま体外へ排出されます。飲むことによる健康への効用も認められていません。
また、酒の風味や成分への影響もなく、おいしくお召し上がりいただける期間が変わるものではありません。
金箔入りの日本酒
黄金の国ジパングとして西洋に紹介された日本で、金箔は古くから美術品や調度品、生活空間の装飾などに幅広く用いられてきました。茶や菓子、料理、日本酒にも用いられます。祝儀や季節の贈答用として、金箔入りの日本酒が商品化されています。
祝いの食膳をきらびやかに演出
慶事には、金箔を浮かべた日本酒で祝いの食膳を演出し、華やかな彩りを添えることができます。酒のほか茶や菓子、料理に広く使われる金箔は、食品添加物として作られたもので、検査(食品衛生法の規程に基づく厚生労働省登録の検査機関による)のうえ食用として問題ないことが確認されたものを用いています。
なお、料理に金箔入りの酒を用いる際、見た目が気になる場合は、茶漉しなどで金箔を取り除いてからお使いになることをおすすめします。